2月1日に『グレイトギフト』(テレビ朝日系)の第3話が放送された。命を助けるはずの大病院で巻き起こる殺人球菌『ギフト』を利用した連続殺人事件。その中心で糸を引く悪徳病院理事長の魔の手は、ついに病院外にまで浸食し始めた。そして思わぬ恋模様も飛び出し、サスペンスドラマは混とんとしてきた。

 国の中枢人物をも診療する大病院・明鏡医科大学付属病院に勤務する病理医の藤巻(反町隆史)は、心不全でなくなった遺体から未知の殺人球菌『ギフト』を発見する。接種者を心不全にいたらしめる殺傷能力、死後間もなく跡形もなく消滅する特性をもつ『ギフト』の稀有な力に魅了されながらも、秘密裏に培養・研究することに苦悩する藤巻。しかし、藤巻が相談した相手が悪かった。善良な心臓外科医と思われた白鳥(佐々木蔵之介)が『ギフト』を悪用し、医療界のならず者を排除し、自身の理想の世界をつくることに着手し始めた。その片棒を担がされることになった藤巻は良心の呵責(かしゃく)に苛まれ始める。