飲みの席で必ずカクテルを頼むという人も多いのではないでしょうか。他のお酒と比べて、飲みやすいですよね。カクテルにも種類がたくさんあり、おしゃれな名前も多いです。ジンやテキーラなどベース別に、おしゃれなカクテルの名前をご紹介していきます。
カクテルとは
他のお酒は飲めないけれど、カクテルなら飲めるという人も多いです。ジュースみたいで飲みやすく、ペースが進んでしまいがちですよね。カクテルとは、そもそも何なのでしょうか。カクテルの歴史は、古代ローマやギリシャ、エジプトの時代までさかのぼります。
当時のアルコール飲料と言えば、ワインやビールでしたが、現代のものとは劣るものがありました。そのため、ワインはそのまま保存すると劣化するため、ワインに熱を加えて凝縮させ、それに草や木の皮、粘土を混ぜて保存していたと言われています。
それを水に割って飲む飲み方が当時は主流だったようです。カクテルは常温で飲まれていて、冬には温めてカクテルを飲む習慣ができました。現代では、冷たくして飲むカクテルが一般的ですよね。1876年に製氷機の開発により、いつでも氷が手に入るようになったことで、現代のようなカクテルが生まれました。
現代のカクテルは、種類が豊富でおいしいものがたくさんあります。また、カクテルの名前として表示されているものも多いですが、お酒と混ぜたものが表示されていることもあるでしょう。
例えば、「リキュールとオレンジジュース」というような表現の仕方をされる場合もあるのです。しかし、お酒とジュースの組み合わせだけではなく、お酒とお酒の組み合わせも存在します。カクテルは無限大です。
おしゃれなカクテルの名前5選!【ジンベース】
カクテルが好きな人もいるでしょう。カクテルには、おしゃれな名前も多いです。カクテルのおしゃれな名前を探してみてくださいね。まずは、ジンベースのおしゃれなカクテルの名前を5つご紹介していきます。
ギムレット
ギムレットは、写真のように淡い緑色や白色をしています。イギリスのギムレット卿が、ジンの飲みすぎていることを考え、健康のためにもジンにライムジュースを入れて飲むアイデアを出したとされています。
ジンとライムジュースがあれば、簡単にギムレットを作ることができますね。ギムレットは、甘みがあって比較的飲みやすいと言われています。
ライムジュースによって、味が異なるのです。コーデュアルライムを使用することで甘みがより強くなり、100%ライムジュースを使用するとすっきりとした飲み口に変わります。
マティーニ
マティーニは、無色透明のカクテルです。由来には2つあり、ニューヨークのホテルにいたマティーニというバーテンダーが考えたという説と、カクテルで使用されていたベルモットがイタリアのマティーニ・エ・ロッシ社製だったことが説に上がっています。
マティーニはお酒だけしか使用していないため、アルコール度数も高いです。辛口なカクテルですので、好みは分かれるでしょう。
シルバー・ストリーク
シルバー・ストリークは、辛口のカクテルで、アルコール度数も38度で高めです。アメリカにはギボウシの一種でシルバー・ストリークという植物があるそうで、優良植物としても知られているようです。
空いた場所があったらギボウシを植えるほど一般的な植物でもあります。そこから由来されているのかもしれません。ハーブの独特の香りが癖になるカクテルです。
ブルー・ムーン
ブルー・ムーンは、ジンとバイオレットリキュールを使用したカクテルです。スミレ、バラ、バニラ、アーモンドなどの花を使って香り付けしています。花の甘いような香りが漂い、フルーティーな味が人気です。
ブルー・ムーンは、「青い月」という意味があります。満月が見られるのは月に1回ですが、1年に1回月に2回満月が見られることがあるそうです。
めったに起こらないことなので、貴重な時ですよね。そのようなことから、貴重なカクテルであるという意味合いを込めてつけられたのでしょう。
アラスカ
アラスカは、アメリカ修行中だったハリー・クラドックが考えたカクテルです。アラスカは、ジンとリキュールの女王とも言われているシャルトリューズ・ジョーヌを使用したカクテルになります。
アルコール度数が35度から43度くらいと高いことで有名です。アラスカは、ほんのり甘みを感じられ、しっかりとした味わいのカクテルでもあります。
おしゃれなカクテルの名前5選!【テキーラベース】
テキーラベースのおしゃれなカクテルの名前をご紹介していきます。テキーラの入っているカクテルが好きな人は、チェックしてみてくださいね!
ブレイブ・ブル
ブレイブ・ブルは、見た目が黒いカクテルです。これは、テキーラとコーヒーリキュールを混ぜているからなのですね。コーヒーリキュールの甘みがほんのりと感じられ、ほろ苦さもあり、キレのある味わいになっています。コーヒーが好きな人には好まれるでしょう。
ブレイブ・ブルは、「勇敢な雄牛」という意味があり、刺激の強い味わいから由来されていると言われています。
エル・ディアブロ
エル・ディアブロには、「悪魔」という意味があります。真っ赤な色をしたカクテルが血の色のように見えることから、その名前がついたと言われています。
エル・ディアブロは、テキーラ、カシス・ジンジャーエール・ライムを使用したカクテルです。カシスが入っているために、真っ赤な色をしているのですね。「悪魔」という名前がついていますが、意外に飲みやすく、すっきりとした味わいになっています。
ライジング・サン
ライジング・サンは、朝日が昇るような色がきれいですよね。1963年に開催されたカクテルコンクールで受賞した作品で、作ったのはバーテンダーの今井清氏でした。そこから、ライジング・サンは生まれたのです。
ライジング・サンは、テキーラとハーブリキュールの風味が絶妙にマッチしていて、飲みづらいと感じる人も多いかもしれません。
マルガリータ
マルガリータには、何種類かの由来があります。ロサンゼルスのジャン・デュレッサーが、亡くなった恋人のマルガリータとつけられたという説と、メキシコのバーテンダーがガールフレンドの名前を取ってつけたという説が存在するのです。
マルガリータは、ほどよい甘さと酸味が効いていて、すっきりとした飲み口なので、女性でも飲みやすいようです。
テキーラ・サンライズ
テキーラ・サンライズは、朝焼けの空のようできれいなオレンジ色をしていますよね。カクテルのオレンジ色が朝焼けの空、グラスの底に沈んでいるシロップが太陽をイメージして、その名がつけられたとされています。
テキーラ・サンライズは、テキーラ・オレンジジュースを混ぜ合わせ、グレナディンシロップを底に沈めたカクテルです。甘酸っぱくて飲みやすくなります。