■理由3:NISA制度を利用できない

証券会社によっては、ポイント投資ではNISA制度を利用できないケースもあります(日興フロッギーなどはNISAに対応しています)。NISA以外の投資で利益が出た場合、税金として20.315%引かれてしまいます。

■理由4:手数料がかかる

ポイント投資でも、一般的な投資と同じく取引手数料・出金手数料などが発生します。ポイント投資は数千円~の少額取引が多いですが、手数料の比率が大きくなってしまうのはデメリットでしょう。

■投資初心者にとってはメリットも大きい

上述の通り、ポイント投資は投資できる銘柄が限定されたり、証券会社によってはNISA制度が使えなかったり、デメリットがあるのは事実です。

しかし、元手がかからず投資体験ができるので、投資未経験の人にはピッタリといえます。万が一、元本割れしたとしても、ポイントなので現金で投資するときに比べるとダメージは少ないはずです。

また、ポイント投資でも配当金や分配金を受け取ることができるのもメリットです。

とくに慎重な性格の人は、ポイント投資で投資に慣れてから通常の投資を始めるのをおすすめします。

文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー) 新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。現在はファイナンシャル・プランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆中。