ティモシー・シャラメ(左)、ヒュー・グラントティモシー・シャラメ(左)、ヒュー・グラント

12月8日(金)より全国公開となる、この冬一番の話題作『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のプロモーションのため、ティモシー・シャラメヒュー・グラントポール・キング監督らキャスト&スタッフが来日。11月20日(月)、東京・六本木で行われた“マジカル・チョコレート・ナイト(イベント名)”に出席した。

「かっこいい」を通り越して「美しい」ティモシー・シャラメ

「かっこいい」を通り越して「美しい」ティモシー・シャラメ

ウォンカ(演:ティモシー・シャラメ)の夢は亡き母と約束した世界で一番のチョコレート店を開くこと。世界一美味しく、空さえも飛べるウォンカのチョコレートはその街の住人たちをトリコにするも、そこは夢見ることを禁じられた街だった…。さらにウォンカは、彼の才能を妬んだチョコレート組合の悪党3人組に目をつけられてしまう。はたしてウォンカは夢を叶えることができるのか――?

某テーマパークにいるかのような“チョコレート”の香りが漂う会場には、ティモシー・シャラメ、ヒュー・グラントらをこの目で見ようと、若い女性を中心に多くのファンが来場。この日の六本木は、風が非常に強く、屋外に長時間いるのは中々厳しい寒さであったが、ファンは用意してきたボードを掲げたり、司会者とコミュニケーションを取ったりと、天候や待ち時間はお構いなし。会場にいられることを心の底から喜んでいる様子であった。

映画にちなんだアイテムがずらり

映画にちなんだアイテムがずらり

予定時刻から約15分を過ぎた17時45分頃、ついにけやき坂の横の入り口からキャストや監督、プロデューサー陣を乗せた車が次々と到着。叫び声にも似た黄色い歓声があがる中、ティモシーら来日ゲスト陣は、ファンと写真を撮ったり、サインをしたりと、長い時間をかけ日本のファンとの交流を大いに楽しんだ。

ファンサービスに興じるティモシー

ファンサービスに興じるティモシー

その後、ステージに登壇したティモシーは、「今日はここにきてくれてありがとう。後ろの方にいるみんなもありがとう。東京に来られてとてもうれしいよ。アリガトウ!」と日本語を交えながら感謝。続けて、ウォンカのチョコレートを盗むオレンジ色の小さな紳士ウンパルンパ役を演じたヒューは、「日本の人はいつもとってもとってもナイスだ。(観客の方を指差して)彼女は例外だけど」と、オードリーの春日俊彰のようなギャグを用いたあいさつを披露。会場をさっそく笑いに包んだのであった。

微笑み合うティモシーとヒュー

微笑み合うティモシーとヒュー

今回が初来日となるティモシーはすっかり日本が気に入ったようで「アメイジング!」を連呼。「気に入ったよ。次は映画のプロモーションではなく(プライベートで)戻ってきたい」と再来日をはやくも宣言していた。

一方、6年ぶりの来日となるヒューは「日本に戻ってこられてうれしいよ。僕はいつもここで楽しい時間を過ごしてきた。実際、いつも以上に楽しんじゃうんだよ。そしてジャーナリストをがっかりさせちゃうんだ。話せる万全の状態じゃなくてね」と告白。ハメを外しすぎてしまうことを反省したかと思いきや、今回一緒に来日した妻のアナ・エリザベット・エーベルシュタインについて「彼女、ザルのように飲むんだよね」と暴露し、会場をまたしても爆笑させていた。

幾度となくファンを笑わせたヒュー

幾度となくファンを笑わせたヒュー

ティモシーが主演を務めた『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』はジーン・ワイルダー主演『夢のチョコレート工場』(1971)、ジョニー・デップ主演『チャーリーとチョコレート工場』(2005)の前日譚にあたる作品。名だたる俳優らが演じてきたウォンカ役に抜てきされたことについて、ティモシーは「もし12歳のとき、またはジョニー・デップver.のウィリー・ウォンカを見ていた10歳のときに、ウィリー・ウォンカ役でこの映画に出演し、僕が東京に来て、ヒュー・グラントの隣に立っていると言われたら、『そんなのウソだよ』って言ったと思う」と発言。ウィリー・ウォンカ役に起用されたことを光栄に思っていることを明らかにした。

 

この日、絵画のような美しさでファンを骨抜きにさせたティモシーと、笑いを交えたトーク力でステージを掌握したヒュー。異なる魅力を持つ2人の相性の良さは『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』でも観ることができる。

チョコレートの香りがするコスモスをもらったティモシー&ヒュー

チョコレートの香りがするコスモスをもらったティモシー&ヒュー

夢を持つことのすばらしさに気づける、心温まる映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は12月8日、全国ロードショー。