アバターはまだまだまだまだ続く…!
ジェームズ・キャメロン監督や、ネイティリ役のゾーイ・サルダナが、映画『アバター』シリーズの今後について語った。
ジェームズ・キャメロン監督が、『アバター6』と『アバター7』についてのアイデアを持っているが、おそらくそれらを監督しないだろうと告白。女優のゾーイ・サルダナは『アバター』シリーズの今後について期待を持たせるコメントを残した。
キャメロンが離れても、続いていくシリーズに
ジェームズ・キャメロンはPeople誌に対して、『アバター6』と『アバター7』についてのアイデアがすでに固まっていることを認めた。それらは2031年に計画された『アバター5』の劇場公開の後も継続し、彼の記録を更新するフランチャイズを拡大するという。現在キャメロンは『アバター3』のポストプロダクションに取り組んでおり、『アバター4』の残りの撮影もまだ半分ほど残っている。しかしキャメロンの頭の中には『アバター5』を超えるフランチャイズの未来が形成されているのだ。
「僕たちは5作目の映画まで脚本を完成させている。6作目と7作目のアイデアもあるが、その時点でバトンを渡すことになるだろう」とキャメロンはPeople誌に語った。「死はいずれ追ってくる。しかし僕たちは今やっていることを楽しみ、愛しているよ。素晴らしい人々と一緒に仕事ができるんだからね」と、今を楽しんでから後続に引き継ぐことを明かすキャメロン。
【動画】『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(アバター2)』予告編
なお、現在のキャメロンのキャリアが完全に『アバター』に支配されていることに不満を感じるファンへの回答はこうだ。
「人々はいつも僕らに尋ねてくる。『なぜ同じもので働き続けたの』ってね。なぜ(ジョージ・)ルーカスは同じもの(スター・ウォーズ)で働き続けたの?(ジーン・)ロッデンベリーはなぜ同じもの(スタートレック)で働き続けたの?なぜかって、人々とつながることができる機会があるのに、なぜそれを無駄にしたいんだ。なぜ、つながりのないほかの何かを始めるんだ」と、キャメロンはわざわざ得たチャンスを手放して他のことをするより、今あるものを活かす理由を語った。
ネイティリ役ゾーイ・サルダナも太鼓判
次の3つの『アバター』作品でネイティリ役として続投するゾーイ・サルダナ。彼女はColliderに対してフランチャイズの未来について語った。
「すばらしい作品になるよ。『アバター3』はすばらしい作品になるし、『アバター4』と『5』に関しては本当にクレイジーだよ」とサルダナは今後の作品に太鼓判を押す。続けて「本当だよ。本当なの。(ジェームズ・キャメロンは)私たちを仰天させた。これは彼がレガシーとして残すプロジェクトだよ。みんなそれが『タイタニック』だと思っていたけど、(レガシーは)『アバター』だったとわかった。そして、これほど画期的で開拓的なものに参加できたことは、私たちのレガシーでもある。だから私は現場に戻るのが楽しみ。私たちは来週仕事に戻るから、みんなに会うのが本当に楽しみだよ」とサルダナは興奮気味に語った。
4作目では長い時間が経つ!
2023年のPeople誌のインタビューで、キャメロンは『アバター4』ではキャラクターたちに大きなタイムジャンプがあることを明かしている。彼は、キャラクターの年齢の一貫性を確保するため、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2作目)と『アバター3』の一部を同時に撮影したと述べた。「僕らは(『アバター3』で)彼らを見た後、6年の時を経て戻ってくる」と、キャメロンは4作目へのタイムジャンプについて述べている。
『アバター3』はもともと2024年に公開予定であったが、ディズニーが2025年12月19日に延期。4作目は2029年12月21日に予定されており、5作目が2031年12月19日に続きます。この予定に基づくと、5作目は2009年に大ヒットした1作目から22年後に公開されることになる。1作目で27歳だったサルダナも5作目では53歳になることに驚いていた。
プロデューサーが語る、シリーズの今後
2023年、プロデューサーのジョン・ランドーはEmpire誌のインタビューで、『アバター3』では火山に住む攻撃的なナヴィ「アッシュ・ピープル」を登場させると発言。そのリーダー“Varang(ヴァラン)”はチャーリー・チャップリンの孫であるウーナ・チャップリン(「ゲーム・オブ・スローンズ」)が演じる予定だ。
ランドーは「良い人間も悪い人間もいる」「ナヴィも同じだ。多くの場合、人々は自分自身を悪だとは考えていない。我々が悪だと認識するような進化を遂げてしまう根本的な原因は何だろう。もしかしたら、我々も認識していない他の要因がそこにはあるのかもしれないね」
またランドーは2023年、Gizmodo誌に対して、『アバター5』が初めてフランチャイズを地球に持ち込むと述べた。「我々は人々の目を開くために、ネイティリの目を開くために、地球に向かうんだ」と、ネイティリは地球行きに関してもキーを握るようだ。