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今回の難読漢字は「標す」「与力」「天蚕糸」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
1問目はこの漢字から!「標す」
「標す」の読み方をご存じでしょうか?
「標」は「標示(ひょうじ)」や「標語(ひょうご)」の「ひょう」ですが、「ひょうす」ではありません。
「標」という漢字の意味を考えると、正解がわかるかも…
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「標す」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇す」の3文字
- 目印をつけるという意味です
- 「山の頂上に到達の証を標す」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「標す」の読み方!正解は?
正解は「しるす」です!
一般には「印す(しるす)」と書く方が多い印象ですね。
意味はヒントで紹介したように「目印をつける」ことです。
「しるす」には多くの漢字表記がありますが、それぞれ使い方が異なるので注意が必要です。
以下は、漢字表記と使い方の例になります。
- 印す、標す:目印をつけること(例 北極への到達を~す)
- 記す、識す、誌す:文字や文章に書きとめる、よく覚えておく(例 日記に~す、喜びを胸に~す)
- 銘す:石碑や器具に刻む(例 石碑に名を~す)
2問目はこの漢字!「与力」
「与力」って・・・「よりょく」でしょ?簡単!
「よりょくを残す」「よりょくがあったら助ける」などと使う言葉!
そう思ったあなたは・・・残念。
よく漢字を見てください。
「余力」ではなく「与力」なんです。
「余力」ではない「与力」、いったい何と読むのでしょうか?
「与力」の読み方のヒントは・・・?
それでは「与力」とは何かをヒントにします!
「与力」は、江戸時代の奉行所の代表的な職名のことなんです。
御家人たちがこの役職に就き、江戸の行政や司法、警察に当たっていました。
似た役職に「同心」がありましたが、与力は同心の上司という立場。
与力は騎乗が認められ、下手人を捕まえる際には与力が指揮を執り、同心が「御用だ、御用だ」と追い立てました。
そんな「与力」、何と読むか考えてみてください。
「与力」の読み方の答えは・・・
正解は、「よりき」でした!
与力は江戸時代の代表的な役職のことでした。
もしかしたら時代劇を見ていると、「与力」が登場するかもしれませんよ。
注目してみてみるのも面白いかもしれません。
「与力」と力が余っているという意味の「余力」、混同しないようにしてくださいね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!