また、エンディングで邦子がスポンサーのパネルを裏返しに持っていたことで一部から批判を浴びたことについて、塙が「あれ、邦子さんかわいそうでしたね」と、フロアからの指示が中途半端だったことを説明し、邦子は「私はスポンサーのことしか考えてないんだから。内容なんてどうでもいいんだから」と笑いに変えながら釈明しつつ、最後には「すみませんでした」と謝罪していた。

 また、番組の最後に「さや香の最後のネタ全然良くなかった」と発言したことについても、MCの今田耕司が残り3秒ほどで話を振ってきたことに不満を漏らしつつ「さや香、かわいそうに、と思って」とその意図を語るとともに、「私が、さや香って言ったときにはもうカメラさんやスイッチャーさんはさや香を押さえてたんだから」と、『M-1』制作陣のチームワークの良さを絶賛していた。

 この話に塙は、「それがわかる邦子さんがすごいですよね。MCの気持ちもわかるし」と、その視野の広さと経験値に大いに感心した様子。邦子も「何年やってると思ってるんですか、そんなことばっかり考えてるんだから」と返していた。

 それにしても、である。『ラジオショー』には毎日さまざまなゲストが登場するが、山田邦子のトークのテンポが圧倒的に速い。まったくよどみなく、実に楽しそうに話し続けている。手練れのナイツが付いていくのがやっとだ。