「集輯」の読み方、正解は・・・
正解は
「しゅうしゅう」
です!
「集」は「あつめる」「あつまる」という意味で、「輯」は「あつめる、あつまる」「やわらぐ」という意味があります。
「集輯」は同じような意味を重ねた言葉で「集めて編集する」という意味になります。
「集」は「輯」の書き換え字?
ヒントで「輯」という漢字は「集」に書き換えることができると書きましたが、これは「国語審議会」が1956年に報告した指針をもとにした「代用字」(当時の「当用漢字表」に無い漢字を、決められた同音異義語で変換して表記する)というものです。
よく使われる「編集」という言葉も元々は「編輯」だったものが代用字に置き換えられたものなのです。今は当たり前に「編集」が使われていますが、そのような歴史があったのですね。
ただ、「集輯」を「集集」という表記にするという例は見つけられませんでした。今でも「輯」の字が使われている「集輯」の読み方を是非覚えておいてくださいね。
難読漢字、3問目は「荊」!
「荊」の読み方をご存じですか?
「刑」という漢字に似ており、実際音読みは「ケイ」ですが、訓読みの場合はいったい何と読むのでしょうか?
「荊」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「い○○」の3文字
- 訓読みです
- 他の表記方法もある植物の名前です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「荊」の読み方、正解は・・・
正解は
「いばら」
です!
「荊」は「ノイバラ(ノバラ、野薔薇)」と呼ばれるバラ科の低木や、「ニンジンボク」と呼ばれるクマツヅラ科の低木をあらわす漢字ですが、その他に「とげのある低木の総称」という意味や「むち」という意味もあります。
「いばら」と読む漢字は「茨」とはじめとして多くありますが、共通するのは「とげのある低木」という部分のみです。他の意味は漢字によって異なります。
「むち」との関係
「荊」に「むち」という意味があると書きましたが、これは昔「ニンジンボク」から罪人を叩く「むち」や「つえ」を作ったとされるからです。実際「荊」の訓読みには「むち」という読み方もあります。
むちにとげがあったらとても痛そうですが、ニンジンボクにはとげは無いそうです。
ちなみに「むち」は「鞭」という漢字を思い浮かべますが、これは革で作った馬を打つものをあらわす漢字で、ニンジンボクなどの植物のむちは「荊」をはじめとした草かんむりを使った漢字になっています。
ちょっと痛そうな「荊」の読み方を是非覚えておいてくださいね。
さて、難読漢字3問、いかがでしたか?
今回は普段あまり目にしない漢字を使った問題を出してみました。
全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。
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