「巌頭之感」
「巌頭」という言葉で有名なのは、夏目漱石の教え子、藤村操が1903年に遺書として残した言葉「巌頭之感」です。
旧制第一高等学校(東京大学教養学部の前身)の2年生、将来有望と思われていた若者の遺書は、当時大きな話題になったと言われています。
教師として直前にやり取りをしていた夏目漱石にも与えた影響は大きく『吾輩は猫である』には「巌頭の吟」、『草枕』には「かの青年」「藤村子」など、彼のことに触れた言葉が出てくるほどです。
ちょっと難しい言葉ですが「巌頭」の読み方を是非覚えておいてくださいね。
難読漢字、3問目は「怯じる」!
「怯じる」の読み方をご存じですか?
「怯」という漢字を使った「怯える」という言葉があるので「おびじる」と読むと間違いです。
いったい何と読むのでしょうか?
「怯じる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○じる」の3文字
- 訓読みです
- 「怖じる」と書くこともあります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「怯じる」の読み方、正解は・・・
正解は
「おじる」
です!
「怯」という漢字は、「おびえる」「おそれる」「ひるむ」などという意味があり、「怯じる」も「こわがる」「びくびくする」などという意味を持つ言葉です。
古典に出てきそうな言い方ですが、古文だと「怯ぢる」という表記になります。
「怯じる」「怖じる」の違い
「おじる」で調べると「怖じる」の方が先に出てくることが多いです。また、意味を調べてもだいたい同じ意味として出てきます。
「怯じる」も「怖じる」も、こわがる対象がいる時に使わることが多いですが、「怯じる」の方がより「こわい」という感情が強いと言われています。そこまで厳密に使い分けている人は多くないかもしれませんが・・・
なお、大分県には「こわい」という意味の「おじい」という方言があり、これは「おじる」が形容詞になったものではないかと推測されているそうです。
あまりそういう場面には出くわしたくないですが、「怯じる」の読み方は是非覚えておいてくださいね。
さて、難読漢字3問、いかがでしたか?
今回は特に読み間違えそうな問題を出してみました。
全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。
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