『マルス-ゼロの革命-』『アイのない恋人たち』の初回視聴率は?

 そして、その数字をあっさり明かしてしまうと、『マルス-ゼロの革命-』初回の平均世帯視聴率は5.7%、『アイのない恋人たち』は初回4.4%なのだが、これをスポーツ紙が報じないのはなぜなのだろうか……。

 考えられる理由は主に2つで、1つ目はテレビ局やキャストの事務所側から「取り上げないで」と頼まれた可能性。2つ目は、視聴率が低いことから、テレビ局や芸能事務所に対しメディア側が忖度し、“見なかったこと”にしている可能性だ。

 確かに、『アイのない恋人たち』が放送されている朝日放送テレビ制作の“日曜夜10時”枠は、昨年4月の新設以来、低調続き。局としても「あまり数字に触れられたくない」というのが本音だろう。

 一方の『マルス-ゼロの革命-』も、前クールに同枠で放送されたTOKIO・松岡昌宏主演『家政夫のミタゾノ』第6シリーズが初回9.1%だったのに加え、昨年7月期に同作で放送された伊藤沙莉主演『シッコウ!!~犬と私と執行官~』も初回9.6%を記録していたため、『マルス-ゼロの革命-』の5%台は不振が際立っている。

 キャストだけが不振の理由ではないことは明らかだが、それでも主演である道枝のイメージダウンにつながりかねないことから、SMILE-UP.(旧・ジャニーズ事務所)の御用メディアがあえて取り上げていない可能性もありそうだ。

 “死に枠”とも呼ばれる低調枠で放送中の『アイのない恋人たち』はさておき、初回から不穏な空気が漂う『マルス-ゼロの革命-』。30日には第2話が放送されるが、視聴率を報じるメディアは現れるだろうか。