電車で和歌山市の有名な寺院「紀三井寺」を参拝する、ちょっとした旅に出かけてみませんか?南海和歌山市駅にあるキーノ和歌山で食事や屋上からの景色を楽しみ、紀三井寺で、最近できたケーブルカーに乗ると、旅の気分が味わえますよ。

まずは電車で南海和歌山市駅へ

和歌山の市街地にある和歌山市駅。南海のほか、JR線も乗り入れている。

まずは紀三井寺のある和歌山県和歌山市に向かいましょう。お隣の大阪方面から電車で行くには、JR阪和線、南海電鉄のどちらかを選びますが、今回はのちほど紹介します複合施設「キーノ和歌山」に立ち寄るため、南海電鉄を利用します。

大阪市内の南海なんば駅から和歌山市駅まで乗車します。南海なんば駅は、大阪メトロ、近鉄、阪神電鉄、JRの駅から乗り換えができます。

なんば駅から和歌山市駅への所要時間は、特急サザンで約60分です。進行方向前よりの車両が指定席、後ろよりが自由席となっています。指定席券は、520円とお手頃ですので、快適に移動したい方は、事前に購入すると良いでしょう。

和歌山市内の観光を堪能したい方には、発駅から和歌山市駅までの割引往復乗車券、バスの1日フリー乗車券がセットになった「和歌山観光きっぷ」をおすすめします。料金は、大人2,080円、小児1,040円で、和歌山市内の飲食店などで割引が適用される特典もあります。指定席券付きは、大人2,600円、小児1,310円です。

和歌山市駅にある複合施設「キーノ和歌山」を散策しよう

キーノ和歌山2階には、飲食店が入る。

さて、和歌山市駅に到着しました。こちらには、飲食店や図書館、ホテルなどからなる複合施設「キーノ和歌山」があります。食事や休憩に利用できるほか、特産品を買ったり、屋上からの景色も楽しめるので、立ち寄ってみましょう。

飲食店

キーノ和歌山の1階と2階には、飲食店が入っています。特に2階には、海鮮料理や麺類、焼肉のお店やカフェまで揃っています。紀三井寺の周辺は、飲食店が少なめですので、先に食事をしてから向かうのも良いかもしれません。

筆者は、海鮮居酒屋の「太平洋酒場」さんで食事を取りました。こちらは、一品料理や地酒が楽しめるお店ですが、定食も用意されているので、ランチなどでも気軽に利用できます。

まぐろめしの定食

こちらは、定食のまぐろめし(950円)です。まぐろの丼とみそ汁、サラダ、漬物がセットになっています。手頃な価格ですが、良質のまぐろが使われており、美味しくいただけます。

アボカドまぐろめし

そして筆者がいただいたのが、アボカドまぐろめし(1,000円)です。まぐろとアボカドの上には、タルタルソースがたっぷりと乗っています。タルタルソースとまぐろの組み合わせが珍しいですが、意外にも相性は良く、美味しくいただくことができました。

その他にも、和歌山名物の灰干しさんま(800円)や、チキン南蛮(1,000円)など、色々な定食がありますので、味わってみてください。

和歌山市民図書館

キーノ和歌山には、和歌山市民図書館も入っています。一般の図書館の機能のほか、蔦屋書店とスターバックスも併設されているので、市民以外も利用しやすいです。書店には、和歌山の特産コーナーが設けられており、地酒や銘菓、加工品なども購入できるので、是非寄ってみてください。

屋上広場

図書館の屋上には、芝生のある広場が設けられています。ベンチもあり、市民や観光で訪れた人が、思い思いに過ごしています。

屋上からは、和歌山市街が眺められる。中央やや左に、和歌山城の天守が見えている。

屋上からの景色も楽しめます。南東方向には、和歌山の市街地が眺められます。少し奥の方には、和歌山城の天守や櫓が見えています。

屋上北側の景色。紀の川の河口付近を望む。

反対側の北西方向には、紀の川の河口付近の景色が眺められます。お隣の奈良県から流れてきている大きな川で、奈良県内では吉野川と呼ばれています。