長引くウイルス感染対策によって、例年以上に疲れやストレスを蓄積している方も少なくないと思います。疲れやストレスを抱えたままだと心身の不調にもつながりかねませんし、特に朝晩の気温差が激しいこの時期は体温調節が難しいこともあり、腸が冷えて“秋バテ”や“免疫力の低下”といった影響も出てしまうもの。そこで今回は管理栄養士・柴田真希さん(以下、柴田さん)監修の、秋バテ予防&免疫力UPにつながる2つの【腸冷え予防】簡単レシピを紹介します。
|腸冷え予防(体温上昇)の鍵は“水溶性食物繊維”を摂ること
腸を冷やさないためには毎日の食事から崩れにくい腸内環境を作っていくことが大切。中でも “水溶性食物繊維(イヌリン)”を摂取することが鍵になります。
水溶性食物繊維が善玉菌によって腸内で発酵して「短鎖脂肪酸」が作られると、体温の上昇やエネルギー消費を増やすことに。また、善玉菌の棲みやすい腸内環境に整えることは免疫力UPや肥満抑制などの効果も期待できます。
|体内発酵を促す“腸冷え予防”レシピ
善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維(イヌリン)はごぼう、玉ねぎ、にんにくなどの食材に多く含まれています。発酵食品などの善玉菌と一緒に摂取することで体内発酵を促進していきましょう。
A. かぼちゃたっぷり納豆汁
|材料|2人分
- 納豆…1パック
- 玉ねぎ…1/4個(50g)
- しいたけ…2枚(20g)
- かぼちゃ…60g
- ごぼう…1/5本(30g)
- 小ねぎ…少々
- だし汁…400m
- 味噌…大さじ1
|作り方|
(1)かぼちゃを小さめの薄切りに、玉ねぎを1cm 幅に切り、ごぼうを斜め薄切りに、しいたけを薄切りに、小ねぎを小口切りにする
(2)鍋にだし汁を入れて中火にかけて(1)を入れ、全体に火が通ってきたら火を止めて納豆を入れ味噌を溶く
(3)器に盛り付け、小ねぎをのせて出来上がり