日本の平均寿命は男女ともに80歳を超えていて、65歳でも「まだまだ現役で働ける」というくらい元気な人は珍しくありません。経済的安心のためにも、働けるうちは働きたいという人も多いのではないでしょうか。
しかし、働き方次第では年金がもらえなくなるので注意が必要です。
■働くと年金が停止になる?
年金には、「在職老齢年金」という制度があります。在職老齢年金とは、会社員として働き続けながら受け取れる厚生年金のことです。
しかしこの制度には落とし穴があります。ボーナスも含めた賃金と年金の合計額が一定基準を超えてしまうと、年金が支給停止または減額されてしまうのです。
総報酬月額相当額と老齢厚生年金の月額の合計が48万円を超えると、48万円を超えている期間は、超えた部分の年金の半額が支給停止されます。なお、この影響を受けるのは厚生年金だけで、国民年金(老齢基礎年金)について減額されることはありません。
■年金を減らさない働き方
実は、働き方次第で年金を減らさないことは可能です。