「五感=心」という表現に「腑に落ちない」と疑問の声も

 ネット上では、「五感を奪われるという設定がハードすぎて、見てられない」「なんで日下が五感を奪うのか一切説明がなくて、入り込めない」とネガティブな声も一部あるものの、「今クールの月9は大ヒット! 芽郁ちゃんが演技うまいし、切ないストーリーが良い」「ストーリーに胸が苦しくなるけど、優しいセリフと世界観が素敵!」と好意的な声も目立つ。

 また、謎の多い日下だが、第1話で彼は雨に対して「受け入れるのなら、彼(太陽)の命は助けます。奪わせてください。あなたの心です」「奪わせてもらうのは五感です。人は五感を通じて心を育んでゆく生き物です。いわば五感は心の入り口。これから3カ月かけて、あなたの五感を奪わせてもらいます。見ること、聞くこと、におい、味、そして誰かに触れたその感触、それを一つずつ。この奇跡を受け入れるのなら、朝野太陽くんを助けましょう」と説明。

 この「五感=心」という表現に対し、一部視聴者からは「五感を失う=心を失うって設定、そこに障害を持つ人たちのことちゃんと考えて作ってるのかな? かなり失礼にも感じる」「生まれつき感覚に障害がある人は、心が欠けてるってこと? どうも腑に落ちない」と疑問の声も見られる。

「『五感は心の入り口』というセリフが『その通りだと思う』と一部視聴者から共感を呼ぶ一方で、“五感を奪う”ことと“心を奪う”ことが果たしてイコールなのか……という点が引っかかっている視聴者もいる様子。この先『感覚を奪われても、心は失われなかった』という展開が描かれる可能性も否定できませんが、そうでないとしたら、逆に今以上に物議を醸す可能性もありそう」(同)

 第2話で味覚を失い、29日放送予定の第4話では嗅覚を失いそうな雨。これまでにないラブストーリーには、今後、視聴者からどのような反響が寄せられるのだろうか――。