ところで、私はずいぶん野球を球場で見ていないからよくわからないが、巨人・阪神の内野席チケットでも4000円程度で手に入るのではないだろうか。

 神宮や甲子園の外野席で、ビールとホットドッグを手に野球観戦は至福であった。

 だが、サンデー毎日でスポーツライターの小川勝によれば、大リーグのチケットははるかに高く、とても庶民が手を出せる金額ではないそうだ。

 特に高いのがヤンキースやドジャース、レッドソックス、アストロズ、カブスなどで、ヤンキースの去年の平均価格は、日本円にして約9230円だという。

 ビールは約840円だというから、野球場に座ってビールを飲むだけで、ヤンキースの場合は1万円以上になるそうである。

 また、注目度の高い試合はもっと高くなるそうだから、庶民の娯楽とはいいがたい。

 ドジャースは大谷翔平と山本由伸が入り、注目度は格段に上がったから、さらに高額になるのではないか。

 日本もそうだが、アメリカでも野球人気が落ち目だが、その理由の幾分かは、チケットの高額化にあるのではないか。