老後にもし独身で子供がいない場合、自分に万が一のことがあったときに公的年金はどうなるのか気になる方も多いのではないでしょうか?

独身子供なしで死亡した場合の年金がどうなるのかについて説明します。

年金の受給権者が死亡したら…

まずは年金を受け取るはずの年金の受給者が死亡した場合、受け取るはずだった年金がどうなるのか説明します。

年金は、受給権者が死亡した翌月まで支給されるため、未払い分が発生することになります。年金の未払い分は三親等内の親族が受け取ることが可能です。

遺族年金はどうなる?

では遺族年金はどうなるのでしょうか?

遺族基礎年金

遺族基礎年金を受給できる方は以下の通りです。

・子のある配偶者
・子(18歳になった年度の3月31日までにある子、または20歳未満で障害年金の障害等級1級または2級の状態にある子)

つまり、子どものいない独身者の遺族基礎年金を受給できる遺族はいないことになります。

死亡一時金

死亡一時金を受け取れる要件は以下の通りです。①~③のすべてを満たす必要があります。

①亡くなった人が国民年金保険料を3年以上納めていた
②亡くなった人は老齢基礎年金、障害基礎年金のいずれも受けていなかった
③遺族が遺族基礎年金を受け取る資格がない

死亡一時金を受け取れるのは独身者の父母、祖父母、兄弟姉妹の順になります。