大盤振る舞いをしてしまった祖母は

本来ですと、ヘルパーさんは、お金を下ろす事は行ってはいけない行為のはずですし、祖母から物品をもらってはいけない決まりがあるはずですが、そのヘルパーステーションは、祖母から頼まれたお金を下ろす行為を繰り返したのです。

その結果、親族が知らない間に、高額な母の死亡時に入った保険金がなくなるばかりか、ついに自己破産ギリギリまで追い込まれてしまったのです。

恐ろしくなり、祖母の金銭管理を成年後見人に依頼する手続きを取ると、承認されたことで、成年後見人の弁護士が全ての祖母の金銭管理をしてくれるようになりました。間一髪で自己破産を免れる事ができたことは、今でも感謝しかありません。

祖母の自己破産直前の状態から、国の成年後見人による金銭管理が行われる制度により救われましたが、成年後見人による金銭管理が行われなかったとすると、あの後どうなっていたのか想像すると恐ろしくなります。

(50代・女性)

今回は、意外に身近な老後破産のエピソードについてまとめました。
資産運用をして老後に備えることが大事です。

文・fuelle編集部