特にデスクワークをしている方だと仕事に集中するあまり、終日猫背の状態のまま過ごしてしまっている方は少なくないと思います。そんな猫背の状態がクセになってしまうと肩甲骨周りが凝り固まってしまって重見えの原因となるだけでなく、特に肩甲骨周辺に多く存在する“褐色脂肪細胞”の働きも落ち、脂肪を燃焼させるサイクルの低下にもつながりかねません。そこで習慣に採り入れたいのが、肩甲骨周りの筋肉(ローテーターカフ)の柔軟性を高める簡単ストレッチ法です。
【ローテーターカフストレッチ】
ローテーターカフは肩甲骨周りの「肩甲下筋」、「棘上筋」、「棘下筋」、「小円筋」の総称です。この筋肉の柔軟性をキープすることで美姿勢や代謝UPにつながるだけでなく、老け胸(バストの下垂)の予防にも効果を期待できます。
(1)椅子に浅めに座り、両脚を軽く開く
(2)両ひじを直角に曲げて脇をしめ、手のひらを上にして握り拳を作る
(3)ひじを体から離さないようしながら、握り拳を外側へと開いて体の真横でゆっくり呼吸しながら10秒間キープする
これを “1日あたり5回を目安” にゆっくりとした動きと呼吸で実践します。なお、期待する効果をきちんと得るためには 「両ひじを身体から離さないこと」 がポイントです。
▲両ひじが身体から離れた状態になってしまうと期待する効果を得られません
椅子に座ったままできるシンプルなストレッチ法はデスクワークなどの合間のリフレッシュにもぴったり。続けるほどに肩甲骨周りの動きが良くなり軽さを実感できるようになります。きれいな姿勢と代謝の良い体をキープするためにも、ぜひ習慣化してみてくださいね。<photo:Akihiro Itagaki ストレッチ監修:上田夕子(Dr.ストレッチ トレーナー/ミスワールドJAPANサポートトレーナー)>
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