自分たちの県には「方言はない」と思っている群馬県民。実は、自分たちが話す言葉を標準語だと思っている方が多く、そもそも方言を話している自覚を持っていません。しかし探せば探すほど出てくるのが方言。そこで本日は群馬県民も知らない!?群馬県の方言【群馬弁】についてお伝えします。群馬県民の方もそうでない方も必見ですよ◎
みなさま、こんにちは!
DRESSY編集部です◎
自分たちの県には「方言なんてない」と口にする群馬県民。実は群馬県民の中には「自分たちは方言を話さない」と本気で思っている人も多いそうです。しかし調べるとやっぱり出てくるのが、その土地ならではの言葉。普段自分たちが当たり前のように使っている言葉も他県民からすると「それが方言」と思うような言葉がたくさんあったりします。
そこで本日は地元群馬県民も知らない!?群馬弁20選をご紹介します。群馬県民はもちろん、群馬県に引っ越す予定がある方や旅行の予定がある方など、みなさま必見。この機会に群馬弁の魅力を追求しましょう♡
群馬弁の基本情報
西関東方言に属する群馬弁。群馬県は昔「上州」と呼ばれていたことから群馬弁のことを上州弁と呼ぶこともあります。
また一口に【群馬弁】といっても、北部西部・中部・東南部とでは、方言の内容がやや異なります。とは言えそこまで大きな違いではないため、「正直気付かない」という人も少なくはないそうですよ◎
方言を話している自覚がない!?
冒頭でもお伝えした通り、自分たちの県には「方言なんてない」と思っている群馬県民。実は、自分たちが話している言葉を標準語だと思っている方が多く、そもそも方言を話している自覚を持っていません。
そのため、進学や就職などで都心部をはじめ他県に出た時に人から指摘を受けて初めて自分たちが方言を話していたことに気が付く人も多いんです。とは言え、当の群馬県民は「自分たちは標準語を話している」と思っているわけですから、なかには指摘を受けても納得できない方も多いようです。
群馬弁:一人称編
まず最初にご紹介するのは、群馬弁ならではの一人称。普段何気なく使いがちな一人称についても、そのエリアならではの独特の言い回しがあることをご存知でしょうか?
他県民の方がご覧になると、当たり前のように「それは確かに方言」と思えるような一人称も、「標準語を話している」と思っている群馬県民にとっては驚きの嵐。早速見て参りましょう◎
- 01:「おいら」 →「俺」
02:「うら」 →「私」
03:「かかどん」 →「母」
04:「おとっつぁん」→「父」
05:「おめー」 →「あなた」
06:「にし」 →「おまえ」
07:「おんなし」 →「女たち」
08:「おとこし」 →「男たち」
例えば、群馬県では同じ「女の人」を表現する言葉であっても、女と表現するか女性と表現するかで使う言葉が若干異なるんです。女たちの場合は上記に記載した通りですが、これが「女性たち」になると「おんなしゅう」と言います。驚きですよね。
また、このどこかレトロ感を感じる言い回しが愛らしくて素敵。他県民の方が聞くとまるで時代劇の世界に出てきそうな一人称ですが、実はこれも群馬県の方言なんですよ!
群馬弁:語尾編
続いてご紹介するのは、群馬弁ならではの語尾。日常の中でも聞く機会が多い語尾は特に要チェックですよ!
09:~だんべ
群馬弁で使われる頻度が高い語尾と言えば「~だんべ」。これを標準語に変換すると「~だろう」という意味になります。実はこの「だんべ」に関してはとても便利な方言。
- ●「そうだんべえ!」→「そうだろう」
●「そうだんべえ?」→「そうなの?」
このように断定や疑問の表現として使われることが多いこの方言。出てくるシーンが多い方言だからこそ、覚えておいて損はありません◎
10:~しない
例えば、「運動しない」「化粧をしない」など、動作を行わないことを伝える際に使われることが多い「~しない」という言葉。
ですが群馬弁の「~しない」を標準語に変換すると「~しなさい」と、物事を指示する際に使用する表現に変化します。他県民の方からすると割と違和感のある語尾と言えば、この「~しない」かもしれませんね◎
11:~っつんで
他県民の方でもなんとなく意味が分かりやすい群馬弁の語尾と言えば「~っつんで」。これを標準語に変換すると「~なので」という意味になります◎
ただ一部関西エリアでは、同じ「~っつんで」であっても「店に来いっつんで」など、「~と言うんで」といった意味で使われています。芸人さんなどがテレビなどで話す「~っつんで」はどちらかと言うと関西弁よりの意味で使われていることが多いので、違いを覚えておいてくださいね♡