家事や子育て、仕事とやることがたくさんあり、「忙しすぎて時間が足りない……」という人は多いのではないでしょうか?

時間は買ったり作ったりすることはできませんが、工夫をすれば使える時間を増やすことはできます。限りある時間を増やして、人生をより豊かにする6つの方法を紹介します。

■時間を増やす方法1:家事や仕事を人に頼る

何でも自分でやろうとすると、時間がいくらあっても足りません。家事も仕事も、家族に頼めることや任せられることは頼りましょう。

例えば洗濯物は、自分の作業は家族の人数分のカゴを準備して仕分けるだけにして、あとは誰かにたたんでもらうといったように、工夫次第で自然に任せることができます。ただし、「ママより上手にたためたね」など、ほめてあげることは忘れないようにしましょう。

また、お風呂掃除や窓ふきなど、力がいる大変な家事は、家事代行サービスを利用するのも一つの手です。

■時間を増やす方法2:時短家電を使う

最近は便利な家電がたくさん出ています。ロボット掃除機や洗濯乾燥機、電気調理鍋や食器洗い乾燥機などを活用すれば、家事の時間を減らすことができるでしょう。

費用はかかりますが、一度購入してしまえばほかのことに使える時間がどんどん増えることになるのでおすすめです。

■時間を増やす方法3:早起きをする

朝は脳も体もすっきりしているので、集中力が高まり作業効率がアップします。同じ作業でも夜より朝にやった方が短時間で終わらせることができるため、縫い物、食器棚の整理など、集中力が必要な作業は早起きして朝にやるのがおすすめです。

短時間で終わらせることができますし、朝に達成感・満足感を得られれば、その日は充実した1日になるでしょう。

■時間を増やす方法4:完璧主義をやめる

完璧主義は物事を丁寧に行えるという利点がありますが、それゆえに必要以上に時間がかかっていることがあります。一度完璧主義を手放して、「時間内に丁度良く完了させる」スタンスを知ると、時間を有意義に使うことができ、物事が驚くほどスムーズに運ぶようになります。完璧主義をやめる方法は、「時間制限を設けて、その時間内でやったことを書き出す」ことです。「決めた時間で○○することができた」という満足感により、程よく切り上げることができるようになります。

■時間を増やす方法5:整理整頓をする

散らかっていると片付けや掃除に時間を取られるだけでなく、必要なモノを探すのにも時間がかかります。食器棚や書斎のデスク回りなどが片付いていれば、それだけで家事や仕事の効率が上がります。

日ごろから整理整頓を心がけておくとよいでしょう。

■時間を増やす方法6:やらないことを決める

普段の行動を見直して、やらなくてもよいことはありませんか?何気なくやっていることでも、本当に必要かどうか考えてみましょう。

特にネットやSNSはだらだらと見てしまいがちなので、やらないことに加えるのがおすすめです。

■できることから取り組もう

少し工夫するだけで時間は増やすことができますし、生活の充実感にもつながります。できることから取り組んで、使える時間を増やすとともに人生を豊かにしましょう。

文・阪田順子(ファイナンシャル・プランナー) 保険会社での営業、一般企業の経理職などを経て、2020年にファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用や株式投資の講座を開講。投資を中心にお金にまつわる記事の執筆・監修を行う。FP1級、CFP®保有。