◆題材・脚本・キャストすべての安定感がすごい!

多くの人が共感しやすい“家族”と、群像劇としても成長物語としても描きやすい“音楽(オーケストラ)”。この2つが題材であることに、ドラマとしても安定感があります。しかも脚本は、『凪のお暇』(2019年)、『妻、小学生になる。』(2022年、ともにTBS系)などヒューマンドラマを得意とする大島里美氏が担当です。加えて、高い表現力で多くの作品で主演を務めてきた西島に、子役時代から確かな演技力が評価されてきた芦田愛菜の共演とくれば間違いなし!

さらに脇を固めるキャストも玉山鉄二、津田寛治、宮沢氷魚、満島真之介と粒ぞろい。実際に楽器を演奏するリアリティを追求しなくてはならないオーケストラのドラマにおいて、安心のキャストたち。西島が筆者の永遠の推しメンであることを差し引いたとしても、おすすめできる作品です。