京都未来芸術祭 組織委員会は、“未来を担う芸術家たちに 最高の舞台を そして 生涯の仲間を”というコンセプトのもと、「京都未来芸術祭 New Year Concert 2024」を1月13日(土)に京都コンサートホール大ホールにて開催する。

情操教育と文化の担い手の育成

京都未来芸術祭は、小中高生の吹奏楽や合唱、ダンスなどの舞台芸術の祭典として、コロナ禍において演奏の機会を失ってきたクラブ活動の発表の場を提供することを目的とした祭典。小中高生たちがステージを通じて交流し、友情や感動を共有し、芸術・音楽の楽しさを体感する機会を創出する。子どもたちに本物の舞台芸術に触れる機会を提供することで、芸術を愛する心を育て、豊かな情操を養い、優れた才能の芽を育てていくことを目指している。

そして、これらの経験を通じて、京都から文化の担い手として羽ばたいていくアーティストが登場することを期待しているという。

部活と勉強との両立をサポート

また、京都未来芸術祭を通して部活と勉強との両立をサポート。部活と学業との両立は、児童生徒にとっても保護者・学校にとっても重要だ。そこで、“学ぶ喜びを学ぶ”をコンセプトにするクオンタム「educ」事業部のサポートを受け、学びの土台を定着させ、学業上の懸念を払拭し、生き生きと部活動を継続できる環境を作る。

アーティスト人材の育成

さらに、少子化が進むなか、将来にわたり児童生徒が文化芸術活動に継続して親しむ機会を確保する必要があると考える京都未来芸術祭では、同芸術祭を児童生徒のみならず、地域住民にとっても文化芸術に親しむより良い環境整備のきっかけとしたいとしている。将来的には、芸大・音大卒や交響楽団などで活躍する人材による練習サポートプログラムを構築するなど、アーティストのパラレルキャリアとして地域指導者の拡充基盤を構築していく。

アニメ『響け!ユーフォニアム』とコラボ

デザイン校正用のカンプ

今回は、京都アニメーションが手掛けた大人気吹奏楽アニメシリーズ『響け!ユーフォニアム』(原作:武田綾乃氏)とのコラボ開催となる。同作は、北宇治高校吹奏楽部を舞台に、主人公・黄前久美子(おうまえ くみこ)が奮闘する青春ストーリー。入場者には、非売品のバッグ式クリアファイルが配布される。

また、YAMAHAのイヤホン/ヘッドホン向けの仮想立体音響「Sound xR」による集音も実施。当日のパフォーマンスを通常のイヤホン/ヘッドホンで360°あらゆる方向の音を立体的に再現する。