「節約しているのに、なぜかお金が貯まらない」

このような人は「自分へのご褒美」「新発売だから」「SNSにアップするため」などと言い訳をしつつ、無意識のうちに無駄な買い物をしていることが多いようです。

そんな人が買いがちな商品というものがあります。

■貧乏を加速させる商品7選

お金がなかなか貯まらない人は、こんな買い物をしていないかチェックしてみましょう。

●1:自動販売機の飲料

飲料商品は、スーパーで買うと自動販売機に比べて3割くらい安く購入できます。水やお茶ならふるさと納税を利用するのもおすすめです。同じ商品に、わざわざ高いお金を払うのはやめましょう。

●2:コンプレックス商材

「コンプレックス商材」とは、悩みを解決するための商品やサービスのことをいいます。具体的には以下のような商品です。

・ダイエット用のサプリ ・脱毛サロンや脱毛クリームなどのむだ毛処理関連商材 ・シミやシワ改善の化粧品

このような商品を、ついつい買ってしまったものの結局使わなくなったという経験がある人は少なくないはず。

コンプレックス商材は、我々消費者の劣等感を煽りたててくるため、衝動買いしてしまいがちです。

しかし、異常に高額だったり、一時的な気休めに終わったりすることが多いので注意が必要です。

●3:インスタ映え商品

インスタ映えする商品を見つけたら、必要なくても衝動買いしてしまう人が多いようです。そろそろ、自分の幸せの尺度を他人の「いいね」に頼るのはやめにしませんか? 自分にとって本当の幸せは何なのか、冷静になって考えてみましょう。

●4:まとめ買い割引商品

「3,000円以上で30%OFF」「まとめ買いで1個無料」などと書いていたら「買わなきゃ損」とばかりに購入したくなります。「買わないのが一番お得」と自分に言い聞かせましょう。

●5:テイクアウトコーヒー

なんとなく毎日買って飲んでいるテイクアウトコーヒーは、1年間でどのくらいの金額になるのでしょうか? 1杯300円だとしたら、1年で10万円以上になります。10年なら100万円……バカにできない金額ですよね。

●6:宝くじ

宝くじの当選確率は非常に低く、年末ジャンボ1等の当選確率は2,000万分の1です。宝くじを買う人はよく「夢を買う」と言いますが、お金を貯めたいのなら現実に目を向けましょう。

●7:使わないサブスク

サブスクは気を緩めるとどんどん増えていきます。最近使っていないサブスクの契約がないか、定期的に見直す習慣をつけましょう。

常時利用するサービスはどうしても必要な物だけに厳選し、他は必要なときだけ臨時で契約するのがおすすめです。

■買っている物を見直そう

お金の使い方は基本的に人それぞれです。ここで取り上げた物でも、あなたにとって価値があれば問題ありません。注意すべきは「なんとなく」買っている物です。その商品、本当に必要ですか?

文・たなべようこ(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー) 証券会社に10年勤務。主に個人向けの資産運用アドバイスを行う。現在は金融関連資格と自身の投資経験を活かして、金融ライターとして活動中。