■賞レースも振り返りましょう

編集S 今年も賞レースが盛り上がりました。まずは『R-1』ですね。

新越谷 田津原理音の優勝にはみんな納得ですよねえ、別に。

編集S そうだと思います。あれ、吉住はなんで出なかったんでしたっけ。

新越谷 東京03×CreepyNutsの武道館公演です。日程が丸かぶり。

編集S そうか、あれも今年でしたね。来年は芸歴制限もなくなるし、まったく別の大会になるでしょうね。

新越谷 ラストイヤーのはずだったYes!アキトが「10年間、ありがとうございました!」ってマジトーンで言ってたけど、たぶんまた出てくる。で、たぶん決勝に来る。

編集S 誰が勝つかというより、誰が勝つと『R-1』という大会の格が上がるんでしょう。

新越谷 難しいなぁ。『キングオブコント』がぐっと格が上がったなと感じたのは、空気階段が優勝した21年だったような気がするんですよね。で、翌年オープニングの梅田サイファーが大会のスタイルを確定させた感じ。『R-1』、どうなんだろう。今思うと、去年しんいちがトロフィー持って駆けずり回っていたのが大会にどれだけ貢献したかという。