秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋。そしてこの2つを満たしてくれるのが、フランスの国民的スポーツがペタンク(pétanque)です。
ペタンクは1910年に南フランスで生まれた球技で、フランスに限らずヨーロッパを中心に普及しているスポーツです。限られたスペースで年齢関係なく簡単に楽しめるため、多くの人に愛されています!ルールはシンプルで、金属製のボールを目標球となる木製の球(ビュット)にできるだけ近く投げた人の勝ちです。
私は運動神経が良い方ではないので、球技と聞き負け腰でいたのですが、百聞は一見にしかず!さっそく挑戦することにしました。金属製のボールは思っていたより重めで、ビュットの近くまで飛ばすには思い切って投げなくてはと大きめにふりをつけて投げます。すると、重みがあるせいか地についてからボールは勢いよく滑って、思っていたより遠くへ行ってしまいます。これはやっぱり思っていたより難しい!
フランス人の友人からコツを聞き、再度挑戦すると段々コントロールする方法がわかってきました。
- 1 体はやや前傾姿勢
- 2 利き手でボールを投げ、反対側の手でボールを持ってバランスをとる。
- 3 ビュットを片目で見つめる
こんなにシンプルなルールで本当に面白いのか?と序盤は思っていたのですが、ペタンクの面白みの1つである「逆転」が起こります!ボールはビュットの近くに投げることが基本ですが、ビュットに当ててビュット自体の位置を全く変えてしまうことも可能なのです。ペタンクの面白さはそういった作戦勝ちができるところや逆転勝ちができるところ、そしてシンプルなルールゆえ、プレイヤーの身体能力に左右されないところにあるようです。
負けず嫌いなフランス人
ゲームの最後、勝敗をジャッジするのが最も大事で最も楽しい瞬間です。投球する場所からビュットまでは大体6メートルほどの距離があるため投球場所からボールとビュットの距離感を確認した後、近くで再確認すると思っていたよりうまくいっていて逆転できたということもありました。やはり、最後の最後までわからないのがペタンクです。友人がビュットとボールの距離を測るためにどこからか、ちょうどいい木の枝を持ってきました、この後3回以上測り直しをしていたので、勝ち負けにはかなりこだわるようです!
ペタンクのもう1つのお楽しみ
日本にはお酒を楽しみながらプレイするスポーツはあるのでしょうか?
公園でバドミントンやキャッチボールをするときでさえ、お酒を片手に…ということはほとんどないのではないでしょうか?ペタンクはほとんどの場合、みんなお酒とアペロをつまみながら楽しみます!消毒アルコールジェルをお忘れなく!
ベーシックなアペロの一例を紹介!
- 1 生ハムや乾燥ソーセージなど
- 2 バケットやグリッシーニ、チーズ
- 3 ジャム、野菜をペースト状にしたソース
- 4 旬の果物のブドウやイチジク、野菜スティックと食べやすいプチトマト!
つくづく、フランス文化は食を楽しむことに通じるなと感じました。
もちろん、近くのスーパーやマルシェで全て手に入るのですがちょっとワンランク上の食材を選びたいときはこちらの『MAISON PLISSON(メゾン プリソン)』がおすすめ!厳選のラインナップです。
こちらのコーナーではソーセージの量り売りから、デリの販売が。
こちらのコーナーでは生ハムなどが食べやすく切られてパックに入っているのでこのまま持っていけて便利。瓶詰めになっているのは野菜ベースのペーストで、このままバケットにつけてもいいし、野菜スティックにもあう便利なソースです。
この日、私のチームは優勝することができ、初めてのペタンクを存分に楽しむことができました。ほどよく体を動かすことができる上、コミュニケーションをとりながら楽しめるペタンクは、日本にもっと広まってほしいスポーツだなと感じました!
■店舗情報
Maison Plisson(メゾン プリソン)
住所:93 Boulevard Beaumarchais, 75003 Paris
営業時間:[火~土]8:30~21:00、[日]9:30~20:00、[月]9:30~21:00
※営業時間は変更の可能性もございます。詳細はお店のホームページ等でご確認ください。
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