ノーラン(左)がスナイダー(右)を絶賛ノーラン(左)がスナイダー(右)を絶賛

最新作『REBEL MOON — パート 1:炎の子』がNetflix(ネットフリックス)で配信中のザック・スナイダー監督について、クリストファー・ノーラン監督(『ダークナイト』『インターステラー』)がその影響力を絶賛した。

ノーランはスナイダー監督によるDCユニバース映画1作目『マン・オブ・スティール』でプロデューサーを務め、以来ふたりには友人関係が続いている。

The Atlantic誌のザック・スナイダー特集においてノーランは、スナイダーの映画への影響は非常に大きく、彼のタッチの一部は「最近公開されるスーパーヒーローSF映画」においてどの作品でも感じられると語った。

スナイダー監督は『マン・オブ・スティール』の後も『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』や、DCヒーローたちが共闘する大ヒット映画『ジャスティス・リーグ』を手がけている。

ノーランは「最近公開されるスーパーヒーローSF映画において、ザックの影響を少しも感じない映画は存在しないよ」と、ヒーロー映画におけるスナイダーの影響力を語る。

続けてノーランは「ザック・スナイダーの映画を観れば、彼がいかに映画が持つ可能性-ファンタジーとしての可能性、リアリティを高めながらも感動させ、興奮させる映画の可能性-に愛情を注いでいるかわかるよ」とスナイダーの映画への愛・洞察を絶賛。さらにノーランはMCUが盛り上がる以前のスナイダー監督作品にも触れている。

ノーランはスナイダー監督の「『ウォッチメン』は時代を先取りしていたと常に思っている」と、独特のヒーロー映画である2009年製作の『ウォッチメン』を称賛。「この作品が見事に描いた『スーパーヒーロー・チーム』というアイデアは、まだ当時の映画には定着していなかった。この作品が『アベンジャーズ』の後に公開されていたら、すごく魅力的だったと思う」と、アベンジャーズ以前のヒーローチーム映画である『ウォッチメン』は時代の先を行っていたと評価した。

名匠クリストファー・ノーランも認めたザック・スナイダー監督。彼による最新作『REBEL MOON — パート 1:炎の子』はNetflixで配信中。続く『REBEL MOON — パート 2:傷跡を刻む者』は来年4月に配信予定。