映画『エイリアン』シリーズのおすすめの見る順番
数ある映画『エイリアン』シリーズですが、どの順番で見たらもっと楽しめるのか、気になる方のためにおすすめの順番についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
おすすめの見る順番①エイリアン 1979年公開
まずは1979年に公開された第一作を見ることをおすすめします。この第一作が公開された当初は、各メディアから話題を呼び、映画、小説、コミック本、ビデオゲーム、玩具など数多くのメディア・フランチャイズを生み出しました。
エイリアンのあらすじや見どころ
西暦2122年、搭乗員7名を乗せた宇宙貨物船ノストロモ号はほかの恒星系で採掘された鉱石をのせ、地球へ戻る途中でした。
乗組員達はハイパースリープから目覚め、到着も間近というところで、船を制御するAI「マザー」が、知的生命体からのものと思われる信号を受信し、その発信源である天体に航路を変更してしまいます。
その後発信源の小惑星に降り立ったものの、一部の船員に体調異常が起こり、そこからエイリアンの存在を強く認識するようになるのです。その後、エイリアンとの戦いを繰り広げ、最終的にシガニー・ウィーバー演じるリプリーは逃げ出すことに成功します。
エイリアンの監督やキャスト
同作はリドリー・スコット監督、ダン・オバノン脚本のもと製作され、同作で主役のエレン・リプリーを演じたシガニー・ウィーバーはこの作品で一躍知名度を上げました。
ノストロモ号船長をトム・スケリットが演じ、アッシュをイアン・ホルムが好演、そして二等航海士・操舵手のジョーン・ランバートをヴェロニカ・カートライトが熱演しました。
おすすめの見る順番②エイリアン2 1986年公開
『エイリアン2』は1986年に公開され、SFサスペンスであった『エイリアン1』と違い、こちらはアクション映画として製作されました。1986年のアカデミー賞にて視覚効果賞、音響効果編集賞を受賞し、2009年にイギリスの雑誌『エンパイア』が発表した「史上最高の続編映画」で1位を飾っています。
そして2014年に情報誌『タイム・アウト』のロンドン版にて映画監督、作家、科学者や評論家150名が選定した「SF映画ベスト100」にて第5位に入選しました。専門家からも高評価を得ている作品です。
エイリアン2のあらすじや見どころ
リプリーが眠るシャトルは57年後にようやく発見され、ゲッタウェイ・ステーションに回収されました。エイリアンの存在と危険性を会社に訴えるリプリーは驚きの事実を知ります。
アチェロンと名付けられたあの惑星LV426は、数十家族が移り住み植民惑星となっていたのです。そしてアチェロンからの連絡が途絶え、リプリーは再び悪夢の星へ向かうため、宇宙海兵隊とともに、アドバイザーとして宇宙船スラコ号に乗り込み、新たな戦いが始まります。
エイリアン2の監督やキャスト
『エイリアン2』は、監督、脚本共にジェームズ・キャメロンが担当しています。主役のリプリーは引き続きシガニー・ウィーバーが演じ、開拓団唯一の生き残りの少女ニュートをキャリー・ヘンが、医療担当アンドロイドのビショップを ランス・ヘンリクセンが熱演しています。
おすすめの見る順番③エイリアン3 1992年公開
シリーズ化した『エイリアン3』は1992年に公開されています。シガニー・ウィーバーのリプリーもすっかり定着し、今度はエイリアン相手にどんな戦いを見せてくれるのか、視聴者の期待に応えた内容になっています。
エイリアン3のあらすじや見どころ
2270年、エイリアンの脅威から逃れたリプリーの乗る救命艇が囚人惑星フィオリーナに不時着しました。唯一の生存者だったリプリーは男ばかりの惑星に波紋を起こします。
そんな中、惑星に紛れ込んでいたエイリアンが次々と囚人たちを襲撃し、みんなパニックに陥ります。武器がないという圧倒的に不利な状況に加え、リプリーは自分の体がエイリアンに寄生されていたことを知るのです。
エイリアン3の監督やキャスト
独特な世界観を表現することで知られているデビッド・フィンチャーが監督を務め、リプリーは引き続きシガニー・ウィーバー、ディロンをチャールズ・S・ダットン、クレメンズをチャールズ・ダンスが熱演しています。
おすすめの見る順番④エイリアン4 1997年公開
『エイリアン4』は、シガニー・ウィーバーがウィノナ・ライダーと共演したことでも注目を浴びました。前作で自殺を図ったリプリーがクローンとして復活し、当初は『エイリアン4』への出演を渋っていたシガニー・ウィーバーも、新しいリプリー像に惹かれ同役の続投を引き受けています。
エイリアン4のあらすじや見どころ
前作でエイリアンを宿したまま自殺を図ったリプリーでしたが、その事件から200年後に、エイリアンを軍事利用しようとする軍部が宇宙船に残されたDNAからリプリーのクローンを開発します。そして彼女の体からエイリアンを摘出し、養殖をはじめるのです。
この作品では、シリーズ初のフルCGによるエイリアンが登場し、シリーズ中最もゴア描写が多い作品ともされています。前作までのエイリアンの描かれ方と違うので、その点も注意してみると興味深いはずです。
エイリアン4の監督やキャスト
『ロスト・チルドレン』で名を馳せ、独特のビジュアルセンスを持つジャン・ピエール・ジュネが監督です。主役となるエレン・リプリーの8体目のクローンをシガニー・ウィーバーが演じています。
自決する前のオリジナルのリプリーと一部の記憶は共有しているものの、全くの別人で事実上の2代目主人公とも言えます。キャラの違いに注目してみましょう。宇宙貨物船「ベティ」の新米クルーである技師アナリー・コールをウィノナ・ライダーが演じています。
おすすめの見る順番⑤エイリアン プロメテウス 2012年公開
『プロメテウス』では、これまで登場していたリプリーは出演していません。この作品は『エイリアン』の前日譚として描かれたものであり、『エイリアン4』までとは違ったストーリー展開を繰り広げていきます。
プロメテウスのあらすじや見どころ
地球上の古代遺跡において人類の起源にかかわる重大な手がかりを発見した科学者チームを中心にストーリーは始まります。
人類の起源の謎を解明するため、科学者チームは宇宙船プロメテウス号に乗り、未知の惑星を訪れます。しかし、そこには人類が決して触れてはならない、驚きの真実が眠っていたのです。
プロメテウスの監督やキャスト
監督は『エイリアン』のリドリー・スコットです。ノオミ・ラパスが主人公の考古学者エリザベス・ショウを熱演、 マイケル・ファスベンダーがプロメテウス号を管理するアンドロイドのデヴィッド、 イドリス・エルバがプロメテウス号の船長やネックを熱演しています。
おすすめの見る順番⑥エイリアン コヴェナント 2017年公開
こちらの作品も、リドリー・スコットが監督を務め、『エイリアン』シリーズの原点を追求した作品に仕上がっています。「プロメテウス」から10年を経た設定の作品なので、これを見る前に『プロメテウス』の視聴は必須です。
エイリアン コヴェナントのあらすじや見どころ
舞台は西暦2104年。惑星オリガエ6に向かっていた入植船コヴェナント号は不慮の事故に遭い、船長を始めとした47名の入植者を失ってしまいます。
残されたクルーは移住計画の見直しを図るものの、途中で「カントリー・ロード」を奏でる謎の発信音を傍受します。
その出所を探ったところ、目的地の近くに移住可能な別の惑星を確認し、彼らはそこへ調査のため降り立つものの謎の生物の襲撃に合うのです。そんな中、アンドロイドのデヴィッドと出会い、衝撃の事実が明かされていきます。
エイリアン コヴェナントの監督やキャスト
監督は『エイリアン』、『プロメテウス』と同じくリドリー・スコットが務めています。物語中のキーパーソンともいえるアンドロイドのデイヴィッドをマイケル・ファスベンダーが怪演しており話題になりました。
ヒロイン役は『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』など話題作に出演しているキャサリン・ウォーターストンが熱演しています。