「群棲」と「群生」に違いはある?
読み方も同じ「群棲」と「群生」は同じ意味として使われることがありますが、果たして本当に同じ意味なのでしょうか。
言葉の使われ方を見ると「群生」は主に植物、「群棲」は主に動物に使われていることが多いようです。例えばススキだけが生えている草原は「群生」、ヌーの集団がいる草原は「群棲」という具合です。
一つ考えられるのは、「棲」という字が常用漢字ではないため、代わりの文字として「生」が使われたのでは、ということです。植物も動物も「生物」であることには変わりないので大きく違わないということなのかもしれませんね。
「群生」と同じような意味で使われることもある「群棲」の読み方を是非覚えておいてくださいね。
難読漢字、3問目は「見える」!
「見える」には「みえる」以外の読み方があるのをご存じですか?
その読み方だけでも、なんと3種類の意味があるのです!
いったい何と読むのでしょうか?
「見える」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○える」の4文字
- 訓読みです
- 「相見える」という使い方をすることもあります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「見える」の読み方、正解は・・・
正解は
「まみえる」
です!
意味は3種類あり
- 「会う」の謙譲語。お目に掛かること
- 対面すること
- 妻として夫に仕えること(「貞女は二夫に見えず」など)
となっています。「相見える(あいまみえる)」は2番の「対面する」という意味になります。
「みえる」との違いは?
「見える」を「みえる」と読む場合と「まみえる」と読む場合の違いは何でしょうか。
「みえる」の場合は「目に入る」という意味あいが強く、「まみえる」の場合は「対面する」のように両者が認識した上で顔を合わせるという意味あいが強くなります。
なお「みえる」という読み方でも「結婚する」という意味で使われることがあるそうです。平安時代のように、そもそも男女が対面するのが困難だった時代だと「見る」ということの重みが違ったのかもしれませんね。
「見える」のいつもと違う読み方を是非覚えておいてくださいね。
さて、難読漢字3問、いかがでしたか?
今回は普通の読み方とはちょっと違う問題を出してみました。
全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。
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