渋谷は2018年末、関ジャニ∞を脱退すると共に旧ジャニーズ事務所を退所。翌年4月に大手レコード会社「ワーナーミュージック・ジャパン」の全面バックアップで自主レーベル「World art」を立ち上げ、独立後初の配信曲がチャート1位になるなどソロアーティストとして華々しいスタートを切った。

 実質的にはワーナー所属となっていたが、昨年5月に「週刊文春」(文藝春秋)が「ワーナーとの契約が2022年3月で打ち切られていた」と報道。記事によると、独立後初のアルバム「二歳」は初週売上6.9万枚とまずまずだったが、2枚目の「NEED」は初週2.1万枚、3枚目の「2021」は初週1.1万枚と低迷し、なおかつ「取材嫌い」だという渋谷がプロモーション活動に消極的だったことが契約終了につながったと伝えられた。おそらく、2021年に結婚を発表して女性ファン離れが起きたことも少なからず影響しただろう。

 しかし、それでも渋谷はめげずに個人事務所を設立して音楽活動を継続。2022年秋に全14公演のライブツアーを敢行し、今年は全3公演のツアーに加えて「すばるの部屋」と題したアコースティックライブも開催しており、8月にミニアルバムもリリースするなど精力的に活動していた。

 ところが、19日付の「女性自身」(光文社)WEB版など複数のメディアが「11月に個人事務所が廃業していた」と伝えており、記事によると3月末の株主総会の決議により事務所の解散が決定し、11月23日に清算が結了、同24日に閉鎖されたという。この報道を受けて、渋谷は自身のX(旧Twitter)で「ぼくは廃業なんかしてない!今日は焼肉も食べたし!」と反応したが、事務所の閉鎖は否定しておらず、現在どのような形態で活動しているのかは不明だ。