本当に面白いイギリス人気ドラマランキングTOP30
イギリスのドラマと言えどもいろいろありますが、ここで本当に面白いイギリスの人気ドラマランキングについてご紹介します。すでに視聴した作品は入っているのか、次に見たい作品を探すときに役立ててみましょう。
イギリス人気ドラマ【1位】シャーロック
ストーリー・見どころ
陸軍の軍医としてアフガン戦争に従軍していたジョン・ワトソンは、傷を負ったということでイギリス本国へ送還されましたが、STPDつまり心理的トラウマを抱えて過ごしていました。
精神的に辛い生活のなかで、友人にルームメイトを探しているシャーロック・ホームズを紹介されともに暮らすようになります。
頭脳明晰で論理的思考に長けているホームズと天才的なひらめきと直感力をもつワトソンの名コンビがあらゆる難事件に挑み解決していくというストーリーで、2人の謎解きやバディとしてのやりとりが見どころです。
ストーリーの軸はコナン・ドイルのシャーロック・ホームズであるものの、現代に合わせスマートフォンやインターネットといった最新テクノロジーも登場し、よりスタイリッシュな内容になっているので、チェックしてみましょう。
メインキャスト
ベネディクト・カンバーバッチがシャーロック・ホームズ役を、ジョン・ワトソンをマーティン・フリーマンが演じています。ベネディクト・カンバーバッチのシャーロック・ホームズぶりがカッコいいと評判です。
グレッグ・レストレード警部をルパート・グレイヴス、ハドソン夫人をユーナ・スタッブスが演じしっかりと脇を固めています。
イギリス人気ドラマ【2位】高慢と偏見
ストーリー・見どころ
イギリスのBBCで、1995年にドラマ化された「高慢と偏見」はイギリスの作家ジェーン・オースティンが執筆し、1813年に刊行した長編小説です。
このドラマで人気を博したダーシー役のコリン・ファースは、のちにハリウッドへ進出し、イギリスを代表する世界的に有名な俳優となりました。
ストーリーは、イギリスの田舎町ロンボーンにあるベネット家の5人の姉妹から始まります。当時のイギリスは厳しい階級社会にあり、娘ばかりで息子のいないベネット家では、父親が亡くなれば家も土地も遠縁の従兄弟のものになってしまいます。
そんな事情に危機感を抱いた母親は、娘たちに少しでもリッチな婿をとろうと必死になるのです。母親の思いとは別に、交錯していく娘たちと出会った男たちとの感情や思いはどこへ向かうのか、お互いにどのように気持ちを通わせ、想いを実らせていくのか注目です。
メインキャスト
主役である5人姉妹の次女・エリザベス・ベネットをジェニファー・イーリー、鼻持ちならない男と誤解されやすいミスター・ダーシーをコリン・ファースが演じています。
若かりし頃のコリン・ファースを見たいという方にもおすすめのドラマです。5人姉妹の長女でお人好しで美人のジェーン・ベネットをスザンナ・ハーカーが演じ、ミスター・ビングリーをクリスピン・ボナム=カーターが熱演しました。
ベネット家の下の娘たちやエリザベスを魅了したジョージ・ウィッカムを、エイドリアン・ルーキスが演じています。
イギリス人気ドラマ【3位】ピーキー・ブラインダーズ
ストーリー・見どころ
1919年のイギリスのバーミンガムを背景に繰り広げられる歴史犯罪ドラマ。悪名高きギャング団の中心的人物であるトミー・シェルビーが、暗黒街の頂点に登りつめる姿を描いたストーリーです。
主役のトミー・シェルビーは、実在したギャング、ピーキーブラインダーズをモデルにしており、次男・トーマスを中心としたシェルビー家がブックメーカーなどを営みながらギャングとして、バーミンガムから進出していく姿がストーリーの軸となっています。
劇中では、階級や思想、さらにルーツなどが異なるグループが対立する描写がされており、イギリスの人種事情に興味がある方にもおすすめの作品です。本作は英国アカデミー賞TVドラマ部門における作品賞を受賞しています。
メインキャスト
気になるキャストですが、トーマス・シェルビーをアイルランド出身の俳優キリアン・マーフィーが好演し、アーサー・シェルビーをポール・アンダーソン、ジョン・シェルビーをジョー・コールが熱演しています。
キリアン・マーフィーは15年ほどベジタリアンとして食生活を維持していましたが、トーマス・シェルビーを演じるに当たり肉食を再開しています。役に合わせ私生活を変えていくという、プロ意識の高い俳優です。
イギリス人気ドラマ【4位】ブラック・ミラー
ストーリー・見どころ
2011年から放送のドラマで、近代的なテクノロジーよる社会変化を描いており、ストーリー全体はシニカルなSF調です。
エピソードは一話完結となっているので、忙しくて連続ドラマは見られないけれど、気軽にみれるドラマを探している方にもおすすめです。
ドラマは批評家から高評価を得ており、プライムタイム・エミー賞など数々の賞を獲得しています。
メインキャスト
ほかのテレビドラマと違い、各話の監督と出演するキャストは違います。お気に入りの俳優が出ていないか、チェックしてから気になる回を見るのもよいですし、気になるタイトルのエピソードだけランダムにみるのも一案です。
イギリス人気ドラマ【5位】ダウントン・アビー
ストーリー・見どころ
「ダウントン・アビー」は歴史時代劇です。舞台はイギリスのイングランド北東部にあるカントリー・ハウス「ダウントン・アビー」で、そこにはグランサム伯爵でありクローリー家の当主であるロバート・クローリーが住んでいました。
当時の法律では、一番身近な男系かつ父系の男子1人だけが爵位と財産のすべてを相続できる「限嗣相続制」が定められていました。
ロバートの場合、その後継者はいとこのジェームズであり、彼の娘たちは爵位も財産も継ぐことはできません。そのことを悩んだ長女のメアリーはジェームズの一人息子パトリックと婚約し、財産と爵位を子孫が継承できるように考えたのですがというストーリーです。
全52話あるので、ヨーロッパの歴史が好きな方やじっくりとストーリーを楽しみたい方にぴったりです。
メインキャスト
ロバート・クローリーをヒュー・ボネヴィルが演じ、コーラ・クローリーをエリザベス・マクガヴァーンが熱演。長女のメアリー・クローリーをミシェル・ドッカリーが演じています。
イギリス人気ドラマ【6位】ザ・クラウン
ストーリー・見どころ
イギリス王室に興味がある方もいるでしょう。ドラマ「ザ・クラウン」はイギリス女王エリザベス2世の治世を描いた作品で、ネットフリックスでの配信前からヨーロッパでも大きな注目を浴びていた作品です。
当初はシーズン5で終わりと言われていましたが、実際はシーズン6まで製作すると2020年7月に発表されています。
シーズン1は、1947年に行われたエリザベスとフィリップの結婚式に始まり、チャールズ王子とアン王女の誕生を経て、ある日父国王の突然の崩御による女王即位までを描いています。
そこから実際にあった出来事を中心にシーズンは描かれ、シーズン4では、1979年のサッチャー内閣成立から1990年の辞任までおよび、女王とサッチャー元首相の関係やチャールズとダイアナの結婚とその破綻について描いています。
現在のイギリス王室について理解を深めたい方であれば、この作品は必見といえるでしょう。視聴後はイギリスの王室事情について詳しくなっているはずです。
メインキャスト
主要キャストは女王の年齢変化に伴い、2シーズンごとに入れ替わっています。治世の初期のエリザベス2世女王は、クレア・フォイが演じていますが、中年期のエリザベス2世女王は、オリヴィア・コールマンが熱演しています。
イギリス人気ドラマ【7位】フリーバッグ
ストーリー・見どころ
「フリーバッグ」は2016年7月からBBCで放送されたドラマで、ロンドンに暮らす若い女性・フリーバッグの生活を描いたストーリーです。「フリーバッグ」は英語でみすぼらしい人、不潔で汚らしいモーテルなどといったニュアンスを含んでいます。
実際、主人公の女性はセックス依存症かと思うほどのフリーな性生活を楽しみながら姉や父、義母との関係がうまくいかないことを気にしています。
フリーバッグの言動は周囲に波紋を広げ、人間関係はどんどん悪化していきます。生き方を見失ったフリーバッグは葛藤の中で、なぜ自分がこじれてしまったのか、その理由を見つけるという内容です。019年4月にはシーズン2が放送され、日本ではアマゾンプライムで視聴可能です。
第1シーズンでは主人公を演じた女優が英国アカデミーテレビ賞女性コメディ演技賞を受賞し、注目を浴びました。続く第2シーズンはプライムタイム・エミー賞に11部門でノミネートされ、コメディ・シリーズ作品賞を含む6つの賞を受賞しています。
メインキャスト
メインキャストは何といっても主役を演じているだけでなく、ドラマの制作総指揮、監督、脚本まで手掛けているフィービー・ウォーラー=ブリッジです。
個性的な魅力で視聴者を惹きつけるフィービー・ウォーラー=ブリッジの存在感は絶大で、ユニークな演技も見ものです。イギリスのショービズ界でマルチな才能を発揮しているフィービー・ウォーラー=ブリッジをチェックしてみましょう。
イギリス人気ドラマ【8位】ライン・オブ・デゥーティ
ストーリー・見どころ
刑事もののドラマが好きな方も少なくないでしょう。「ライン・オブ・デゥーティ」は英国警察内での不正を捜査する汚職特捜班、通称AC-12の活躍を描いたストーリーです。
メンバーはあらゆる手を使って、組織の人間を疑っていくのですが、その中で捜査するAC-12メンバーの葛藤や、追い詰められていくターゲットたちをよく計算された脚本と俳優陣の迫真の演技で描き上げています。
特にハンサムな俳優やセクシー美女は登場しないものの、その分しっかりとしたストーリー構成で視聴者を引き込み、シーズン2以降は英国アカデミー賞に毎年のようにノミネートされているドラマです。
メインキャスト
スティーブ・アーノットを小柄なマーティン・コンプソンが演じ、劇中でマドンナ的存在であるケイト・フレミングを知的な印象の女優・ヴィッキー・マククルーが熱演しています。
そしてテッド・ハスティングをアドリアン・ダンバーが演じています。「ウォーキング・デッド」のモーガン役が印象的だったレニー・ジェームズが汚職警官疑惑のあるトニー・ゲイツを好演しているので、気になる方は要チェックです。
イギリス人気ドラマ【9位】刑事モース オックスフォード事件簿
ストーリー・見どころ
刑事ドラマが好きな方におすすめの作品です。舞台は1950から1960年代のオックスフォードで、オックスフォード警察に所属するモース刑事はなかなか華々しい活躍ができず、悪戦苦闘の日々を過ごしていました。
そんなある日、頼りないモース刑事の鋭い観察力に目を付けたサーズデイ警部補が自分のアシスタントにモース警部をスカウトします。 サーズデイ警部補の粘り強い捜査の中で、新米刑事モースはその鋭い直観力を開花させていくのです。
最初は地味そうな作品に思った視聴者も多いようですが、見ているうちに丁寧に作りこまれたストーリーに惹かれ、はまってしまうことも多いようです。
メインキャスト
主役のエンデバー・モースをショーン・エヴァンス、フレデリック・サーズデイをロジャー・アラムが熱演しています。ショーン・エヴァンスは当時のイギリス青年の雰囲気をうまく醸し出していると評判の配役です。
イギリス人気ドラマ【10位】刑事ジョン・ルーサー
ストーリー・見どころ
刑事ジョン・ルーサーは一般的な刑事ドラマと違い、サイコサスペンス・ミステリーです。ロンドン首都警察の主任警部、ジョン・ルーサーは、犯人を追い詰め逆に怪我をさせてしまったため、その責任を問われ休職したものの7ヶ月後、職場復帰の許可が下ります。
しかしそんなジョン・ルーサーに次から次へと難事件が襲いかかります。天才サイコパス犯罪者であるアリス・モーガンは敵なのか、味方なのか、ジョン・ルーサーとの関係性にも注目です。
メインキャスト
ロンドン警察の主任警部で一匹狼的なジョン・ルーサーをイドリス・エルバが熱演し、アリス・モーガンをルース・ウィルソンが好演しています。2人ともはまり役との声もあるので、その演技に注目です。