ペニーワイズの正体とは?
ではペニーワイズの正体とは一体何者なのでしょうか?大人に恐怖心を抱かせるその姿はただ者ではありません。ペニーワイズの正体には様々な説が流れていますが、本当の正体は何なのか詳しく解説します。
モデルは実在した殺人鬼?
実はペニーワイズは、実在したモデルを元に作られています。そのモデルとは、少年だけを33人誘拐し殺害したという連続殺人犯のジョン・ゲイシーです。ジョン・ゲイシーは、少年を誘拐し、性的暴行を加えた後に殺害するという残虐な犯行を繰り返していました。
また、ピエロの格好をし、少年の遺体を川や自宅の地下に遺棄していたことから、キラー・クラウンと人々に呼ばれていたそうです。彼は福祉施設を訪れており、子ども、大人関わらずとても人気のある人物でした。しかし、それを逆手にとってこのような悲惨な事件を起こしたのです。
当然彼は死刑になっていますが、この事件により、ピエロに恐怖心を抱いた方は数多くいます。しかし、だからこそ、ジョン・ゲイシーがペニーワイズのモデルになったのかもしれません。
ペニーワイズは大人には見えない?
ペニーワイズは大人には見えないのではないか?と言われていましたが、90年代の作品では曖昧な表現だったため、その真相は謎のままでした。しかし、数々の事件が起きても、大騒ぎになるどころか大人は至って冷静に判断しており、恐怖心を感じているような雰囲気ではありません。
そのことから、子供にしかペニーワイズは見えないのではないかと言われていました。そもそもペニーワイズは、人々の恐怖心が大好物です。特に子供の恐怖心は、大人以上に純粋であることから、子供の恐怖心を集めていたのかもしれません。
しかし、大人になったルーザス・クラブの前にペニーワイズが現れるシーンがあったため、もしかしたら子供にしか見えないのではなく、ターゲットになった子供にしか見えないのではないか?と、今では言われています。
【ネタバレ】ペニーワイズの正体
結局のところペニーワイズと正体は何なのでしょうか?その答えは、大きな蜘蛛の化け物だったのです。蜘蛛の手足のようなものが映画の中で度々出ているため、ペニーワイズの正体が蜘蛛であることはほぼ間違いないでしょう。
特に完結版では、ペニーワイズが子供達から反撃されるシーンがあり、蜘蛛の手足が鮮明に写っているシーンがあります。また、作者であるスティーブン・キングによるダークタワーという小説の中にも、ピエロのキャラクターが存在しています。
この作品のピエロは未知の生命体という設定であり、その風貌もペニーワイズによく似ていました。おそらくこのピエロとペニーワイズは、スティーブン・キングの中で何かしらの関連性をもたせたのでしょう。そのため、ペニーワイズの正体は未知の生命体のような蜘蛛の化け物という説が濃厚なのです。