ニューエラのキャップをかぶる時に、キャップシールを剥がさないで被っている人を見かけたことはありませんか?どうして剥がさないんだろうと感じたことがあるかもしれませんが、実は意図的に剥がしていないのです。今回はニューエラのキャップのシールについて解説します。
キャップシールと言えばニューエラ
ニューエラというキャップのブランドを聞いたことがある方も多いと思います。このニューエラとは「ニューエラ・キャップ・カンパニー」というニューヨークにある帽子メーカのことです。
ニューエラは1991年にアメリカのメジャーリーグの帽子に採用されてから世界的な帽子メーカーとして知られるようになり、日本でも若者を中心に人気を集めています。
このニューエラのキャップには帽子のサイズを表記するためのシールを貼っているのですが、このシールに関することで話題を集めています。
近年はテレビや雑誌などで「ニューエラはキャップのシールを剥がす人と剥がさない人がいるのはなぜか!?」という特集も出てくるくらい、ニューエラのシールが注目されているのです。
ニューエラ以外のブランドは何がある?
ちなみにニューエラ以外にも様々なキャップブランドがあるので紹介します。
ニューエラ以外で有名なのが「アメリカンニードル」です。このブランドもアメリカが発祥でメジャーリーグのキャップの製作をしており認知度が高いです。
ニューエラ以外でおすすめのブランドは「カーハート」です。シンプルなデザインで、ストリート系以外の方でも被りやすいのが特徴です。デニム生地を使ったキャップもあるので、カジュアル系の洋服にも合わせやすくて利用者が多いです。
キャップと言えばニューエラと思われがちですが、ニューエラ以外にもおしゃれ性が高いブランドはたくさんあります。
ニューエラ以外のキャップシールは?
では、ニューエラ以外のキャップのシールは皆さんどうしているのでしょうか?ニューエラ以外のシールは躊躇なく剥がしているのでしょうか?
これは一概には言えませんが、ニューエラ以外のシールは剥がしてしまうという方は多いです。「ニューエラ以外の帽子のシールはダサい」という意見もあるので、剥がして被っている傾向が強いです。
ただ、絶対に剥がして被るという方法が正しいわけではなく、ニューエラ以外の帽子のシールでも剥がさないで被っている方もいるのは事実です。
ニューエラでもニューエラ以外の帽子でも、個人の好みでシールがダサいかどうかの感覚は変わります。
キャップシールには何が書いてあるの?
ニューエラのキャップのシールを剥がすか剥がさないか、ダサいかダサくないかがそれほど重要なことなら、そのキャップシールには何が書かれているのか気になりますよね。
ニューエラのキャップシールには文字が書かれているのですが、「NEWERA(ニューエラ)」というブランドのロゴ、帽子のサイズ、帽子のモデル名が書かれています。結局はキャップシールはニューエラの商品タグのようなものだと思えば良いでしょう。
普通の帽子や洋服なら商品タグはが付いていたら除きますが、このニューエラのキャップに関してはシールを剥がす人と剥がさない人がいます。
ニューエラのキャップシールの色の種類
ニューエラのキャップシールは以前はレッド、ブルー、ゴールド、グリーンなどの色があったのですが、現在のシールはゴールドとシルバーの2種類になっています。サイズが決まっているのはゴールドのシールで、調整可能なのがシルバーのシールです。
キャップシールを剥がさない派が多い!?
調査によると、ニューエラのキャップシールを剥がさない人の割合はとても高く8割程度の方はシールをそのままにしているようです。また、表に張っているシールを裏に張り直す人もいますね。
ニューエラのキャップシールは見た目がかっこいい、ブランド価値が高い、売るときに高く売れるなどのしっかりした理由があり、ダサいという意見は少数派です。最近はニューエラのシールは剥がさないというのが主流になっています。
キャップシールを剥がさない理由
ニューエラのキャップシールを剥がさない人は、みんなその部分に大きなこだわりを持っています。ここからはニューエラのキャップシールを剝がさない理由について詳しくご紹介します。
①新品の証拠
ニューエラはアメリカのブランドです。そしてキャップというのはブラックアメリカンの方達が愛用していました。しかし、ブラックアメリカンの方達は白人の方達に比べて所得が低く、貧しい傾向がありました。
服や帽子は中古品を購入したり、誰かから貰ったりしていることが多かったようです。
そのような状況下で、新しいキャップを購入できる機会があるとやはり嬉しいものですよね。新品のキャップにはその証拠としてキャップシールがついています。
「俺は新品を買うことができたんだ!」ということを人に見てもらいたいという気持ちからキャップについていたシールを剥がさないで被っていたということです。
この話からブラックアメリカンのファッションを好む人達の間では、ニューエラのキャップシールを剥がさないで被っているのです。
②自慢
貧しい家庭が多かったブラックアメリカンの方達の中にはどうしても新しいキャップが欲しいと思う人も当然いました。
でもお金がないから買えないという状況下で、お金がないなら盗めばいいという考えになり、本当は犯罪行為ではあるのですが、店からキャップを盗みだしていたようです。
人間の心理で悪いことをすると人に自慢をしてしまうことがありますが、ブラックアメリカンの方達は店からキャップを盗むことに成功したという事実を自慢するためにキャップに貼ってあるシールを剥がさないで被っていたようです。
もちろん万引きとは関係なく、シールは単に新品であることの自慢という側面もあります。
③有名人の影響
またニューエラのキャップシールにはこんな話もあります。バスケットボール選手だったマイケルジョーダンがキャップシールを剥がさないで被っていたため、それがかっこいいというスタンスが生まれました。
スポーツ界の一流選手がシールを剥がさないで被っているんだからそれが正しい、かっこいいという心理でしょう。
また、ニューエラのキャップシールを剥がさないという方の中にはあえてシールを帽子のつばの裏に貼っている人もいます。
ニューエラのキャップシールは剥がしたくないけどシールが目立ってしまうとダサい、こっそりと自分だけのオシャレを楽しみたいと思う方はニューエラのキャップの裏にシールを貼り直しているようです。
④ブランドが好きだから
ニューエラというブランドが大好き、ブラックアメリカンの歴史が好きだからという理由もあります。このような方達はニューエラのキャップシールを剥がさないで被っていることが多いです。シールでニューエラのブランドを目立たせたい心理ですね。
ブラックアメリカンがどうしてシールを剥がさないで帽子を被っていたのかを知ることで、彼らのスピリットに共感してリスペクトしているのです。