キャップなんて「自分には似合わない」と諦めていませんか?実は、顔のタイプ別におすすめキャップと選び方があるんです。キャップが似合わないと思っている男性だけでなく女性も同じ!自分の顔や髪型に合ったキャップを探してみましょう!
キャップが似合わない?顔のタイプ・髪型別に選び方を知ろう!
メンズ帽子ファッションで大きな役割を果たすキャップですが、「自分には似合わない」と思っている男性は多いものです。
なぜ似合わないと思ってしまうかと言うと、単純に帽子ファッションに慣れていない、自分に合った帽子のサイズを知らないといったことが原因として挙げられます。
帽子を被る時には、自分の顔や髪型に合った帽子をチョイスするのが一番です。
おしゃれにキャップを着こなしたい。そんな男性たちの声に応えるべく、今回は帽子の種類の中でもキャップに焦点を当て、顔のタイプや髪型別に合うメンズキャップの選び方や被り方をお伝えしていきます。
シーズン問わず活躍するキャップを着こなして、おしゃれメンズとしてデビューしちゃいましょう!
似合わない?キャップの種類を知ろう!
自分に合う、おしゃれなキャップを選ぶのには、まず種類を知らなければいけません。それぞれの特徴を知れば知る程、自分に合うキャップと出会える可能性が高まりますよ。
どのキャップが似合うか似合わないを判断できるように、それぞれのキャップの紹介をしていきます!
【ベースボールキャップ】
キャップと言えば、スポーツで着用されることが多い帽子ですが、その代表例がベースボールキャップです。
ベースボールキャップはその名の通り、野球の帽子としておなじみで、子供から大人まで、またメンズだけでなくレディースにも、世界中で人気のある帽子のひとつ。
丸いトップに、前にツバがあるタイプのキャップです。
ベースボールキャップは、1860年頃にアメリカのブルックリン・エクセルシオールズが被ったことを発端に、1900年頃に大流行しました。当時は「ブルックリンスタイル」と呼ばれていました。
今でこそファッション性の高い帽子ですが、当時は野球選手が太陽光から目を保護するために作られた、機能性重視の帽子でした。
日本でも野球人気が高まるにつれて普及し、特に1970~1980年代には野球男子が多く被っていました。
【マリンキャップ】
キャップの中でも少しフォーマル感のあるマリンキャップ。元々はフランスの水兵や漁師が被っていた帽子で、ツバは前に出て、トップは平らなのが特徴です。
警察官や学生帽のような制服要素の強いキャップですが、レディースもメンズもボーダーシャツなどといっしょにコーディネートすることで、ふんわりとした雰囲気を出すことができます。
トップが平らなので、浅めに被るのがポイントです。ジャケットや厚めのコートなど、ボリュームのあるファッションスタイルにも合いやすいですね。
形の似ている帽子に「キャスケット」がありますが、これは狩猟用のハンチング帽から生まれた帽子です。
トップが丸みを帯びたタイプが多いことが、マリンキャップとの違いとして挙げられます。
【ワークキャップ】
1900年代初頭、アメリカの鉄道作業員の帽子が元になって生まれたのがワークキャップです。
ワークキャップは前にツバがついており、トップが平らで比較的浅めに作られたカジュアル向けのキャップです。シンプルなコットンキャップを指すこともあります。
鉄道作業員の帽子として使われていたものが、次第にエンジニアキャップと呼ばれるようになり、現在は「働く人の帽子」という意味で、ワークキャップと呼ばれるようになりました。
一説では、ファミコンのスーパーマリオブラザーズのマリオが被っていた帽子は、おそらくワークキャップであろうと囁かれています。
以前はトップにボリュームのあるシルエットのワークキャップが多かったですが、現在は浅めの円筒形に作られているものがほとんどです。
【ランニングキャップ】
今、夏場のランニングやジョギングで、日よけや日焼け止めとして人気の高まっているのがランニングキャップです。
雨や日差し、紫外線から目を守ってくれるランニングキャップは、プロアマ問わずランナーにとっては必需品。折りたたんでポケットに入れやすいよう、浅めのつくりになっているのが特徴です。
走る季節や時間帯によって、ランニングキャップの選び方にはポイントがあります。
夏はあまり熱を吸収しない白っぽい色、素材はナイロンやポリエステルなどの速乾性のある化学繊維で、UVカット加工されているランニングキャップがおすすめです。
冬はどちらかと言うと、保温性のある、ニット帽のランニングキャップがおすすめです。夜に走るのであれば、リフレクターつきのランニングキャップが安全です。
似合わないなんてウソ!顔タイプ別キャップの選び方
ここからは、少し被るのに注意が必要なキャップを紹介していきたいと思います。
キャップは自分の顔の形によって似合う似合わないがあるので、そこを意識して選ぶと自分の納得するキャップと出会えるはずです。
【丸顔】トップの丸いキャップ
丸顔の男性は基本的にどんなキャップでも似合いますが、トップが四角いタイプだけは要注意。顔の丸さが強調されてしまうので、トップの丸いキャップがおすすめです。
そのため、トップの平らなワークキャップよりは、ベースボールキャップやトップが丸めのランニングキャップと相性がいいでしょう。
浅めに被ったり、ツバに角度をつけて被ったり、またおでこを見せるようにして縦の長さを出すようにして被ることで、顔型とのバランスがとりやすくなります。
また、ツバの大きさを問わず、ツバをあげてキャップを後ろにずらすようにして被るのも、おしゃれメンズファッションに仕上がります。
【面長】高さが出ないキャップ
面長の男性は、丸顔さんと同じく基本的にどんなタイプのキャップも似合うのですが、丸顔さんと反対で、トップに高さのあるキャップだけは要注意。
縦に顔の長い面長さんは、高さのあるキャップだとさらに顔の長さが強調されてしまいます。丸みのあるベースボールキャップやマリンキャップ、ランニングキャップが合うでしょう。
だからと言って、高さのあるキャップがダメというわけではありません。
トップに高さのあるキャップは、後ろに倒したり斜め被りをするなど、トップの高さと顔のバランスをとりながら被るといいでしょう。
男らしく、シュッとした雰囲気の面長さんは、トップにアクセントのないシンプルなメンズキャップが似合います。
【卵型】被り方を意識
卵型はどんな帽子でも似合う顔型と言われています。どの方向から見ても均一にバランスがとれているのが、理想の形とされているのでしょう。
そのため、トップの形が平らなワークキャップやマリンキャップ、丸みのあるベースボールキャップやランニングキャップでも何でもOK。
気にすべきは被り方のみです。ツバの角度を調整したり、浅く被ったり深く被ったりして、一番よく見える被り方を研究してみましょう。
【四角型】角ばった大きいキャップ
男らしい四角型の顔の男性は、輪郭に合わせるように、トップが浅くて角ばっているメンズキャップがベスト。
また、ツバの大きいキャップや、飾りのついたキャップも、全体のバランスがよくなります。丸みのあるベースボールキャップやランニングキャップよりは、トップの平たいワークキャップやマリンキャップが合います。
ツバの大きさは、顔の幅を超えるくらいに大きいものがいいでしょう。全体的にボリュームのあるキャップもおすすめです。
逆に、ぴったりと頭にフィットするような、ニット生地のキャップはあまりおすすめできません。しっかりと張りのある素材のキャップを選ぶといいでしょう。
【ホームベース型】ボリュームのある大きいキャップ
ホームベース型、いわゆるえら張り型の顔の男性は、男らしさを活かすように、ボリューム感のあるキャップがおすすめです。
四角顔さんと同じく、トップが浅くて角ばったワークキャップなら、男らしさが強調されるでしょう。また、ツバがしっかりして大きいキャップや、トップにボリュームのあるキャップもいいでしょう。
これまた四角顔さんと同じく、ニット生地のぴったりフィットタイプのキャップは避けましょう。顔型ばかりが強調されてしまいます。
ボリューム感のある帽子は男らしさの証。ツバの大きさだけでなく、デザインが派手めのキャップも、全体的にボリューム感をアップさせてくれるでしょう。
【逆三角形型】つばの短い小さめのキャップ
あごまわりがほっそりとして、面長さんのように全体的に長めな顔型である逆三角形型の男性は、ツバの狭いキャップを選ぶのがポイントです。
全体的にすっきり見せた方が、顔型に合いやすいので、髪の毛のボリュームを抑え、深めに被ってみるといいでしょう。顔のバランスが整いやすくなります。
逆三角形型の男性には、深めに被れるベースボールキャップや、メンズ用ランニングキャップがおすすめです。
トップにボリューム感を感じさせるものよりは、少し小ぶりで、頭にフィット感のあるキャップの方がしっくりくると思います。キャップ全体が強調されやすいので、全体的にシンプルかつスマートなデザインのものがいいでしょう。
【大きい頭】サイズ感が合うものを
顔型を問わず、「頭が大きくて悩んでる」という男性は、どのタイプのキャップが合うかというよりは、まずはサイズの合ったキャップを選ぶことが先決です。
小さいサイズのキャップを被った時点で、頭の大きさの方が強調されてしまいます。大きいサイズのキャップなら、頭まわりを大きくしているだけでなく、全体のサイズ感も大きくしてあります。
そのため被った時の全体シルエットが美しく見え、小顔に見せる効果もあります。
大きいサイズである上に、トップにボリュームのあるキャップなら、カッコいいメンズファッションとしてキメることができます。素材がニットで、頭にぴったりとフィットするようなタイプのキャップは避けた方がいいでしょう。