ゆりやん、阿佐ヶ谷姉妹、3時のヒロイン……歴代優勝者は“売れている”

 歴代視聴率を振り返ると、ゆりやんが優勝した第1回大会(2017年)から吉住が優勝した第4回(20年)まで平均世帯で2ケタをキープしていた『THE W』だが、オダウエダが王者となった第5回(21年)は8.9%に落ち込み、その後は1ケタ台が続いている。

 とはいえ、前述の通り8.2%を記録した今年は、昨年の7.3%より0.9ポイント上昇。この数字は、10月にサルゴリラが王者に輝いたお笑い大会『キングオブコント』(TBS系)の8.3%とほぼ変わらない。

「『THE W』に対しては、『男女平等のご時世で、なぜ女性限定の大会を行うのか?』と疑問視する視聴者や、『M-1やキングオブコントで脱落した女性芸人のネタを見させられる大会って……』とレベルの低さを指摘する声も少なくない。しかし、ゆりやん、阿佐ヶ谷姉妹、3時のヒロインなど歴代優勝者の多くが売れているため、スター発掘番組としては『R-1グランプリ』(フジテレビ系)はもちろん、『キングオブコント』よりも打率が高く優秀だといわれています」(同)

 今年、優勝賞金1000万円のほか、副賞として『有吉ゼミ』『世界まる見え!テレビ特捜部』『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』など日テレ系指定13番組への出演権を手に入れた紅しょうが。日テレのバックアップも手伝って、大ブレークを果たせるだろうか。