弓矢ポーズに大歓声
マーベル映画『アントマン&ワスプ』シリーズのワスプ役などで知られるエヴァンジェリン・リリーが、世界最大級のポップ・カルチャーイベント「東京コミックコンベンション 2023」(以下、「東京コミコン 2023」)に参加。彼女は12月8日に引き続き、9日もトークセッションに登場した。
鉄板のMCUネタも大量
2日目でさらに発音が上手になった「こんにちは〜」と共に登場したエヴァンジェリンは、前日のトークでも会場が沸いたMCUネタ(サノスの倒し方・女性ヒーロー集結シーンの思い出)を再び披露し、9日の観客も盛り上がる。
MCUネタとしてはもう一つ、ワスプのスーツが「私の形をしたマネキンに合わせて作られた」ため、「私の身体にぴったりで、本当にヒーローに変身した気分になれた」と明かした彼女。
さらにワスプになれたらどうするか尋ねられると、「ビル・ゲイツの取締役会に潜入して、何が行われてるか見たいな」という予想の斜め上を行く答えを繰り出し、驚く登壇者たちに「私って予測不能な人間でしょ」とイタズラっ子な笑顔を見せた。
『ホビット』のタウリエル役を再現
彼女が演技で大事にしていることは「演技していることを意識しないこと」だという。「初めて演技をする時って、怖がる演技なら『はっ!!』とか、悲しむ演技なら『はぁん…』とか、感情をそのまま表現しようとしがちなんだよね。でも現実だと、本当に悲しい人が平気そうな態度でリラックスして見せたりするでしょ」と、リアルな演技は「演じる」のではなく「感じる」ことで生まれると語った。
13歳の頃に『ホビット』の原作を愛読していたエヴァンジェリンは、憧れていたエルフ(タウリエル役)を演じられたことがとても嬉しかったという。
そんな彼女に、司会の小田井涼平からリクエストが。それは「タウリエルになりきって、会場に向かって矢を射るポーズ」。
すぐにイスから立ち上がった彼女は、「ちょっと待って。マジメな顔になることが大事なの」と集中モードに入ると、さまざまな方向に向けて矢を射るポーズ。「観客を巨大なクモに見立ててやったよ」と言う彼女の迫真のポーズに、会場からは大きな歓声が上がった。
あまりのサービスに登壇者がタジタジ
「日本のファンは優しくて、謙虚で、あとすぐ泣いちゃう子が多くて可愛いよね」と微笑むエヴァンジェリン。
ファンへの愛情を常に漂わせる彼女の旺盛なサービス精神は、共に登壇していたアメコミ系映画ライターの杉山すぴ豊にも向くことになった。
黄色と黒の“ワスプ色”に身を包んでいた杉山は、日本語でファンにメッセージを伝えたいエヴァンジェリンを耳打ちでサポートしたのだが、そこで司会から「嫉妬しちゃう」「近すぎる」とコメントが入ったことを面白がったのか、エヴァンジェリンは再び杉山にほっぺを近づけ大接近。
「このほっぺはもう洗いません」と大喜びの杉山。そしてついにエヴァンジェリンは杉山のほっぺにキスまでしてしまい、会場からはすごいサービスを見た興奮と羨ましさが混ざり合った大歓声。杉山は「このほっぺを守り切るぞ…」と言いながらタジタジになっていた。
「東京コミコン 2023」は、12月10日(日)まで開催される。