デンマーク語の「愛してる」にファン大盛り上がり
『ファンタスティック・ビースト』『ドクター・ストレンジ』『007』など多くの人気映画シリーズへの出演で知られる“北欧の至宝”ことマッツ・ミケルセンが、世界最大級のポップ・カルチャーイベント「東京コミックコンベンション 2023」(以下、「東京コミコン 2023」)に登場した。
東京コミコンには2回目の参加、半年前には大阪コミコンにも参加していたマッツは「もちろん日本のファンを気に入ったからまた来たんだよ」とファンを喜ばせ、「あと日本食も好きなんだ」と、寿司や神戸牛などを例に挙げ、日本食全般がお気に入りだと話した。
食人鬼が好きなんて日本は変わってるね(笑)
マッツが“食人鬼”として有名なハンニバル・レクターを演じたドラマシリーズ「ハンニバル」が人気なことについては「日本って『ハンニバル』のファンが多いよね。人肉を食べるキャラクターのファンが多いなんて日本は変わってるね(笑) とはいえ、魅力的なキャラクターなのはわかるよ」と、恐ろしいキャラクターが愛されていることを茶化しながら喜んだマッツ。
ファンが絶賛する自身のヴィジュアルについては、「近年心がけているカジュアルな服装が似合うからかな」と微笑み、ダンディーでセクシーなポーズを求められると「もっと面白いポーズをするよ」と“考える人”のポーズでふざけて見せるマッツ。おふざけポーズでも黄色い歓声が鳴り止まないマッツだった。
同じく俳優である兄ラース・ミケルセンとはスポーツの話で盛り上がることがあるマッツ。最近ラースと話したことといえば「デンマークの女子ハンドボールチームが日本に負けてびっくりしたよ。日本のチームはすごいね」と日本女子ハンドボールチームを讃えた。
ゾンビ役を演じてみたい!
これまで多くの大型フランチャイズに参加してきたマッツは、「今後参加したい映画」について尋ねられると、「最近思ってるのは、ゾンビ映画に出てみたいってこと。ゾンビ役でね」と、未体験の“ゾンビ役”を希望、ほかにはカンフーアクションへの出演希望も語っていた。
「ハンニバル」に襲われている写真を撮りたがるファンも多いことから、もしマッツがゾンビになると今度はゾンビに食べられたがるファンも増えるだろう、との指摘には「日本人はヘンテコだな(笑)」と日本人のマニアックな願望に笑ってしまうマッツだった。
「愛してる」の言い合いにファン大歓喜
トークセッション終盤では会場のファンからマッツの母国語であるデンマーク語で「I love you」を言いたいとのリクエストが。
マッツはデンマーク語の「愛してる」が「Jeg Elsker dig」であると会場に教えると、一単語ずつ練習に付き合い、復唱したファンたちを「上手だね」と褒める。
ファンたちは「せーの」の合図で「Jeg Elsker dig, Mads!」と声をそろえ、マッツは日本語で「ありがとう」と紳士的に微笑んだ。
ファン思いなスタンスに会場も喝采
このトークではマッツが緊急で(今回のコミコンの)サイン・撮影枠を追加したという発表も行われ、盛り上がる会場。
司会が「疲れませんか」と心配すると、マッツは「疲れるために来てるからいいんだよ(笑)」「日本で尽くしてくれているファンたちの力に応えたい」「撮影やサインの時間はとても短くて謝りたいけど、少しでも多くのファンにサービスしたいという理由だから許してね。楽しんでくれたら嬉しいな」とファン思いな姿勢を見せ、会場からは喝采が起きた。
「東京コミコン 2023」は、12月10日(日)まで開催。映画ではマッツ・ミケルセンの魔法対決の相手でもあったベネディクト・カンバーバッチ(『ドクター・ストレンジ』)など、豪華なセレブが多数出席している。