photo by Fabio Germinariophoto by Fabio Germinario

世界中を席巻しているイタリアのロック・バンド“マネスキン”。待望のジャパン・ツアーが12月2日(土)の有明アリーナ公演を皮切りにスタート!熱狂と興奮が渦巻いたツアー初日の模様を速報する。

四方八方から眩いライトに照らされたステージ上に幕がついたまま、オープニングナンバーの「DON’T WANNA SLEEP」がスタート。幕の内側から「Tokyo!」とダミアーノ(Vo)が叫び、顔が見えない中でもオーラがすでに漂う。1コーラス近く過ぎたあたりで幕が下り、メンバーの姿が見えると会場の熱狂は早くも最高潮に。その後も「GOSSIP」「ZITTI E BUONI」と彼らを代表するナンバーが続き、休む間もなくLIVEは進行する。

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最初のMCで、「Hi Tokyo こんばんは。ここに戻って来られて本当にハッピーだ。開演前からすでに来た甲斐があったと思ったよ。始まる前から歓声を上げてくれただろう?みんなすでに立ち上がっていたし。最高の観衆だ!」 と述べ、そこから最新ヒット曲「HONEY(ARE U COMING?)」がスタート。先日TV番組でも披露したナンバーでもあり、オーディエンスとの掛け合いも見事な展開だった。

その後も「SUPERMODEL」「BEGGIN’ 」などのヒット曲、最新アルバムのニュー・ヴァージョン『RUSH!(ARE U COMING?)』からの新曲などが随所に組み込まれたセットリストで、時にはステージ下に降り、アリーナの通路で演奏するなど多彩なパフォーマンスを魅せる。

ちょうど1時間くらい演奏を終えたところで会場が暗転。しばらくするとアリーナ後方に小さなステージが浮かび上がり、ダミアーノ、イーサン(Dr)、トーマス(G)が登場。イーサンはスティックからギターに持ち替え、3人態勢でアコースティック・セクションがスタート。「TRASTEVERE」「TIMEZONE」の2曲を披露し、これまでの激しさとは打って変わった優しく、美しい演奏が会場を包み込んだ。

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メイン・ステージに戻り、イーサンのカウントからイーサンとヴィクトリア(B)によるセッションがスタート。再び熱狂のビートがオーディエンスに襲い掛かり「I WANNA BE YOUR SLAVE」がスタート、同曲の定番のパフォーマンスでもある観客を一旦しゃがませてからのジャンプは、この日もっとも記憶に残る風景だったという人も多いことだろう。

また「ずっと長い間この曲を紹介するのを待っていたんだ。誰もが知っているイタリア語の言葉がひとつある。それは、実はこの国(日本)のおかげなんだ。だって日本で生まれたキャラクターがいつも言っているセリフだからね。ということでみんな、スーパーマリオみたいに(笑)こう言ってみよう。(マリオ風の声で)マンマミーア~!Let’s go!」というMCから「MAMMAMIA」を披露。

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その後もアップテンポなナンバーが続き、LIVEは終盤へ。ラストナンバー「KOOL KIDS」がスタートすると、ステージ上に約30人のオーディエンスも上がり、メンバーと一緒にもみくちゃになりながらのプレイはアリーナ会場がライヴハウスになったかのようであった。

アンコールはトーマスによるギター・ソロから、バラード楽曲「THE LONELIEST」を披露。満員の観客が照らすスマートフォンのライトが幻想的で美しい光景を創り出していた。アンコールラストはこの日2度目の「I WANNA BE YOUR SLAVE」で再び熱狂の渦に会場を巻き込み、LIVEは終了。

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「Thank you Tokyo!アリガトウゴザイマス!また会おう!」の言葉を残し、ステージを後にしたメンバー。この日のLIVEは参加した全ての人にとって忘れられない夜となっただろう。12月5日(火)の東京ガーデンシアター、12月7日(木)の神戸ワールド記念ホール公演も楽しみにしていてほしい。

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