あいかわらず質問に対する瞬発力が弱い。

たくさんいらっしゃる中で、旅行作家として紹介された時のことです。

その場で、国会議員の方から、

「世界で美味しかった食べ物は何ですか?」

と尋ねられ、慌てふためいてしまいました。

結局、「日本食」だとか「味覚が鈍くてなんでも美味しいんです」などと濁してしまったのです。

今、こうして、コーヒーを飲みながら綴るんだったら、

「ミャンマーのビリヤニ(余ったカレーの鍋にご飯を入れてかきまぜて皿によそった感じ)」

「ブルキナファソのフトゥ(キャッサバなどの芋を餅にしたもの)にスープをかけた物」

「チリの海産物を包んだエンパナーダ(揚げ餃子に近い)」

など、次々に出てくるのにね。

その場に同席していた方々の周囲からの視線に耐えられなかったのか、

理由はわかりませんが、パニックになっていたことは間違いありません。

普段から自分なりの考え方を明確にしていれば、パッと答えられるのでしょうね。

いずれにせよ、自分の器の小ささを改めて実感した次第です。<text:イシコ>

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