離婚した今では「とんでもない男と結婚してしまった」と思えるのですが、結婚するまで彼に欠点はなく、むしろ完璧すぎて私の方がある意味恐縮していたほど。でも、結婚したら彼が「変わった」のです…。

|男性の本性を見抜けなかった後悔

離婚の原因を一言にまとめるのであれば「彼の本性を見抜けなかった」に尽きます。結婚前、仕事で忙しい生活の私を何時でも迎えにきてくれたり、絶妙なタイミングでおいしいお店を予約してくれていたりなど、とにかく彼の対応は完璧。そして、彼も私と同じく会社員でしたが、「私の生活スタイルに100%合わせられるなんておかしい」「手に入れるためならなんでもするタイプかも」といった考えなんて一切浮かばず、「なんて優しい人なんだろう」「こんな男性と結婚できるなんて幸せ」と思っていました。

|結婚と同時に束縛が激しくなる

これまでとにかく優しかった彼でしたが、結婚した瞬間からまるで別人。一気に束縛が激しくなります。結婚後も仕事を続けるつもりでいたのですが「結婚したのに仕事が大事だなんておかしい」と仕事を辞めさせられ専業主婦に。そして、数時間おきに電話がかかってきて、電話に出ないと「俺の電話には必ず出ろ」と帰宅後に怒られることに…。私に優しくくれていたのはすべて偽りの姿で、彼の正体は私をとにかく束縛する「かまってちゃん」だったのです。

|金銭感覚にも食い違いが…

付き合っている当時は「女性に財布は出させない」的な、いつのまにか会計を済ませてくれるスマートな彼だったのですが、結婚してからもこの金銭感覚が変わらず、部下や後輩などにも奢りまくる日々。彼の給与は知っていたけれど、毎月ほとんど交際費に回すような生活で、当然生活費は困窮。それでいて彼は「お前のやりくりが下手すぎる」と怒り出す始末で、結婚してお金で苦労するなんて想像していませんでした…。

|プライドが高すぎて話し合いにならない

「この結婚は失敗だった」と後悔した私ですが、「少しずつでもこの関係を改善していきたい」と考え、彼との話し合いを試みました。でも、彼は「妻は夫の言うことを聞くのが当たり前」「俺が稼いできた金だからどう使おうと自由」などと主張し、プライドの高さも手伝って、私を論破しようとするばかり。こんな感じでまともに話し合いをできないので、離婚するまでにも非常に苦労しました。

振り返ってみると、同棲するなど彼の本性をある程度知ってから結婚すべきだったと感じています。付き合っている当時、私は仕事第一。そんな私との結婚について、思えば彼は「君を幸せにしたい」とは言わず、「結婚しない理由なんてない」と言っていました。彼は「結婚して、幸せな将来を…」という考えを一切持っていなかったのだと、離婚してから気付くなんて…。ぜひこれから結婚を考えているなら、愛する人としっかりコミュニケーションを取って、将来の計画まできちんと話し合った上で結婚を決めてくださいね。(30代女性/フリーライター)

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