岡山県を拠点に国産小麦100%・無添加生地パンの人気ベーカリーの運営やミニベーカリーの開業支援などを展開するおかやま工房は、現地時間11月15日(水)の午前8時に、ハワイ州ホノルル・カカアコ地区のショッピングモール「Ward Village(ワードビレッジ)」内に、全米で直営3店舗目となる「Okayama Kobo Bakery & Cafe(おかやま工房ベーカリー&カフェ)」を新規オープンした。

開店初日から行列ができる盛況ぶり


同店の開店に伴い、派手な広告を出したわけでもなく、事前にオープン日を告げるポスターを店頭に貼りだしたのみだったが、これを見たカカアコエリアの住民やワーカーが、期待を込めてポスターや店の外観をSNSに投稿。開店当日や翌日には、午前8時の開店前から、新しくできた日本のベーカリーの“焼きたてパン”を求める行列ができたという。Instagramのフォロワーも1日1,000人以上増え、地域での期待度もうかがえる。


開店当日・翌日とも約300組の来店客で終日にぎわい、16日(木)の午後1時頃にはすべての商品が欠品する盛況となったそうだ。

個性あふれる焼きたてパンとカフェメニュー


店内では、北海道産小麦100%を生地に使用し、乳化剤やイーストフードなどの添加物を一切加えない手作りパンを日替わりで20種類以上提供。ベーカリースタッフは、岡山の本店から指導に駆けつけた製パントレーナーによる研修を受け、日本と変わらぬ味の焼きたてパンを店内のオープンキッチンで毎日焼き上げている。


オープン日に人気が集まったのは、岡山やアメリカ・アナハイムとL.A.にある直営店でも一番人気の「塩バターロール」3.25ドルや、


“日本のパニーニ”という意味を持つ「ジャパニーニ」4ドル、


アメリカでのオリジナルキャラクターの顔がかわいい「Kobo Kuma(工房くま)」4.25ドルなど。


ドリンクメニューにもこだわり、コーヒー豆は地元ハワイのロースターで、パンにもっとも合うブレンドと焙煎をオーダー。アメリカ本土のカフェでも好評の「抹茶シーソルト・コールドブリュー」6ドルや、ハワイの伝統食品である紫芋“タロ”とミルクをブレンドした「シーソルト・タロ ラテ」6ドルなど、ラテメニューも豊富に取り揃えている。


店頭で焼きたてのパンとドリンクを購入し、ハワイのさわやかな海風が吹くオープンエアのテラス席パンを頬張る人も多数。美味しいパンを食べながら優雅なひと時を過ごせそうだ。