人を本気で好きになる時は性別や年齢など関係なく相手の人柄や性格に心底惹かれてしまうことも。「異性ではなく同性を好きに…」そんな気持ちに気付づきどうすればいいのか分からなくなってしまった方へ、誰にも言えない戸惑いや不安を少しでも解消する方法をまとめました。
同性が好きだと気づいた。ただただ辛い。
友情だと思っていたのにどこか違う、ただの友達のはずなのに一緒にいるとドキドキが止まらない。初めて同性相手に友情以上の感情を抱いてしまうと、どうしたらいいのか分からず戸惑ってしまうことがあります。
異性相手の恋なら迷わず行動することもできますが、同性相手の恋はいくつもの迷いが生じます。
好きになってはいけない相手を好きになってしまったと自己嫌悪に陥ってしまったり、叶わぬ恋にただ辛さばかり募ってしまうものです。
こちらの記事では、たとえ同性相手の恋でも間違った恋はないのだということを様々な点から解説しています。読めば同性が好きなことは何も悪いことではないと、気持ちが少し軽くなるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
同性が好きで悩んでいるのはあなただけじゃない
始めて同性を好きになると自分だけがおかしなように感じられますが、同性が好きで悩んでいるのはあなただけではありません。
これまで異性が好きだった人でも何かの拍子にふと同性に対して恋してしまうことはあります。まずは同じように同性が好きで悩んでいる人の呟きをいくつかみていきましょう。
こちらは同性の先生を好きになった人の投稿です。先生への憧れの気持ちがいつのまにか恋心に変わってしまったという戸惑いの気持ちがあふれています。
毎日のように会う相手だからこそ恋心が大きくなり、次第に抑えきれない気持ちになってきている様子が表れています。性別だけでなくお互いの立場や年齢など様々な壁が立ちふさがる恋が切ないですね。
こちらは女性でありながら心は男性だという人の呟きです。自分の性別に悩みながら同性を好きになってしまったという複雑な気持ちが見てとれます。
相手に見られる性別と自分が感じている性別が異なると戸惑いや不安はより大きくなります。
こちらは男性の呟きです。同じ男性である人を好きになったものの、相手が異性を好きだということを知っているために告白すらできないと抑え込んでしまっています。
実るはずがない恋だと悟ってしまっているのが何とも切ないですね。
他人を愛する気持ちにおかしいことはない
上記で紹介したように同性を好きになる人はあなただけではありません。同性に恋する場合は異性を好きになる時と同じように、淡い恋心から情熱的で本気な恋まで人それぞれです。
異性を愛する時も同性を愛する時も、他人を愛する気持ちにはおかしいことは何もありません。
次は同性を好きになる時の心理を解説致します。同性を好きになった自分のことを否定せず受け入れられるようになりましょう。
気が付いたら同性が恋愛対象に。好きになる心理とは
それでは気が付いたら同性が対象になっていた時の心理について解説していきましょう。
同性を好きになる心理には、同性だけが好きになる「完全同性」、同性も異性も好きになる「両性的同性愛」、特殊な環境下で好きになる「機会的同性愛」の3種類があると言われています。
3種類の同性愛について詳しくみていきましょう。
同性だけが好きになる「完全同性」
まず1つめの同性愛のタイプ「完全同性」ですが、これは同性だけが恋愛の対象となる同性愛のことをいいます。一般的に同性愛というとこのタイプを想像する人が多いのではないでしょうか。
異性とは友人になることはあっても恋人になりたいと思うことはありません。大人になってから自分が「完全同性」であると気付くことは珍しく、多くの人は子供の頃から自覚していることも多いようです。
同性も異性も好きになる「両性的同性愛」
同性だけでなく異性も好きになるタイプの人のことを「両性的同性愛」といいます。世間では「バイセクシャル」と呼ばれることもあります。
このタイプの人は同性も異性も性別に関係なく好きになります。人として素敵だなと感じた時は性別を超えて恋愛感情を持ちます。一方で友情と愛情をはっきり区別している人も多く、誰とでも恋に落ちるということもありません。
特殊な環境下で好きになる「機会的同性愛」
また同性愛には特殊な環境下という条件付きのもとで好きになる「機会的同性愛」もあります。
男女ともに異性と触れ合う機会や接する機会が極端に少ない場合などに、一時的に自分と同じ性別の人を好きになります。実際は異性を好きになる人でも、身近なところに異性がいないことで起こる同性愛感情のことです。
特に思春期の時期の環境が影響するとも言われていて、男子校や女子高に通っていた場合、また男子寮や女子寮などで生活をしていた場合などに機会的同性愛を経験する人がほとんどです。