カードローンとは、金融機関などが個人向けに提供している融資サービスのことです。「カードローンでお金を借りないほうがいい」と思う人もいるかもしれませんが“どんな目的”で借りて、借りたお金で“何をするのか”が重要です。カードローンの賢い使い方や、使い道をチェックしてみましょう。
カードローンを利用するのは悪い?怖い?
お金が無いことが原因で、やりたいことをあきらめたり、タイミングを逃したりしたことはありませんか?お金を借りずに済むならそれに越したことはありませんが、お金を準備する手段として「カードローン」という選択肢もあります。
住宅ローンやマイカーローンなど、まとまったお金を用意するための手段としてさまざまなローン商品が存在しており、実際に多くの人が利用しています。カードローンは金利が高い面から、「怖いもの」と考える人もいるかもしれませんが、何より計画的に利用することが重要です。
カードローン賢者は戦略を持って借りる!
カードローンをうまく活用するポイントは、赤字家計の補てんや自分が快楽を得るための浪費を目的としてお金を借りるのではなく、現在の収入範囲で返済できるか、借りた分以上のリターンが見込める自己投資なのかを判断したうえで利用することです。
たとえば50万円を借りてプログラミングを学び、一通り身につけることができれば、生涯で50万円と支払った利息以上のプラスの収入を期待できるかもしれません。
プログラミングでなくても、今の仕事で求められている資格やスキル、転職や起業に役立つ内容などであれば、あきらめてチャンスを掴み損なうより、一時的にお金を借りて挑戦するという選択肢もあるでしょう。
カードローンをいつ使う?利用のポイント
では、どんなときにカードローンを利用するといいのでしょうか?自己投資にカードローンを使うときのポイントを3つ見てみましょう。
1. 借りた以上のリターン、回収期間を意識する
お金を借りれば当然返済が必要ですし、借入額や借入期間に応じて利息を支払う必要があります。50万円を年利15%で借りて毎月2万円ずつ返済していくなら、返済完了まで2年7ヵ月かかり、総返済額は60万3,248円になります。
自分が今からお金を使おうとしている対象は、それだけの期間にわたって負担し続けるだけの価値があるのか、総返済額よりも高いリターンが見込めるものなのか、浪費ではなく投資の目線で考えることが大切です。
返済期間や総返済額は、カードローンを提供している会社のホームページなどで簡単にシミュレーションが可能です。実際に借りる前にしっかりと確認しておきましょう。
2. チャレンジする適切なタイミングを考える
チャンスを逃さないためにはタイミングも重要です。必要なときにお金を借りることができれば、やりたいことに挑戦できるでしょう。
カードローンは一度申し込んで審査に通っていれば、実際に借りるのはすぐでなくても構いません。必要になったタイミングで借りられますし、利用限度額の範囲内なら何度借りたり返したりを繰り返してもいいというしくみになっているので、チャンスを逃さず便利に使えるでしょう。
3. お金を借りる理由や目的を明確に
進学のために奨学金を借りたり、家を買うために住宅ローンを組んだりするのは、「将来の可能性」や「家族の幸せ」など支払う利息以上のメリットが得られる、お金が貯まるまで待っていたら遅い、と判断しているからですよね。
カードローンも同じと考えてみましょう。何か明確な目的があってそれをすることで利息以上のリターンが得られるなら、充分選択肢に入れる価値があるはず。
ただ、カードローンは一般的に奨学金や住宅ローンよりも金利が高く利息の負担が重くなりがちなので、より慎重に判断する必要があります。