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今回のお題は「潸然」「蓋し 」「崇拝」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
1問目はこの漢字から!「潸然」
本日も難読漢字クイズにチャレンジ!
「潸然」を何と読みますか?
なんだかかっこいい漢字ですね。
ではヒントを見てみましょう!
「潸然」の読み方のヒントは?
1.「潸然」の類語には、「はらはら」「さめざめ」などがあります。
2.「潸然」は人間の心、感情の動きと強いつながりがある言葉です。
3『潸然として一掬の涙を紫の袴の上に落した。』夏目漱石「吾輩は猫である」より引用.
正解は…
「さんぜん」でした!
涙を流して泣く様子をあらわす言葉です。
雨の降る様子を指す場合もあります。
「潸」の音読みは「サン」「セン」です。
訓読みはありません!
でも、昔の文学作品では「さめざめ」「はらはら」と読ませるケースが多いですよ。
例:『雪女は溶けるように潸然(さめざめ)と泣く。』泉鏡花「陽炎座」より引用
例:『阿駒は潸然(はらはら)と涙を落し』巌谷小波「こがね丸」より引用
ちなみに同じ読み方の「燦(サン)」はまったく別の意味。
例えば、美空ひばりの名曲「愛燦燦」は、愛が光のようにきらきらと降り注ぐことを意味しますが、タイトルを「愛潸潸」に変えた場合、涙のようにさめざめと、雨のようにはらはらと降り注ぐ意味になります。
漢字ひとつで曲のニュアンスが変わってしまいますね!
2問目はこの漢字!「蓋し」
「蓋し」って何て読むかわかりますか?
「蓋」(ふた)とも読みますが、(ふたし)ではありません!
古文や漢文では、よく使われていました。
さて、なんと読むのでしょうか?
「蓋し」の読み方のヒントは?
意味は、大きくわけて4つあります。
- 物事を確信をもって推定する意を表す。まさしく。たしかに。思うに。「―その通りであろう」
- あとに推量の意味を表す語を伴って)もしかすると。あるいは。「百(もも)足らず八十隅坂(やそくまさか)に手向けせば過ぎにし人に―逢はむかも」〈万・四二七〉
- あとに仮定の意味を表す語を伴って)万が一。もしも。ひょっとして。「わが背子し―まからば白妙の袖を振らさね見つつしのはむ」〈万・三七二五〉
- おおよそ。大略。多く、漢文訓読文や和漢混淆文などに用いる。「よって勧進修行の趣、―もって斯(か)くの如し」〈平家・五〉
出典:辞典・百科事典の検索サービス – Weblio辞書
URL:https://www.weblio.jp/content/%E8%93%8B%E3%81%97
さあ、何と読むか分かりましたか?