ジョン・バティステ Photo: Francis Specker/CBS via Getty Images
日本時間11月11日(土)、第66回グラミー賞のノミネートが発表され、ジョン・バティステが主要部門の最優秀アルバム賞、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞を含む、6部門にノミネートされた。
・最優秀レコード賞「ワーシップ」
・最優秀楽曲賞「バタフライ」
・最優秀ジャズ・パフォーマンス賞「ムーヴメント18’(ヒーローズ)」
・最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞「キャンディ・ネックレス feat. ジョン・バティステ」
・最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス賞「バタフライ」
ジョン・バティステの音楽的系譜の中から導き出し、ジャンルを超越したサウンドを組み合わせたアルバム「ワールド・ミュージック・レディオ」は最優秀アルバム賞へのノミネート。
その中から「我々は同じように生まれてあの場所へ帰っていく」と繰り返す雄大なダンス・ビートの「ワーシップ」、ジョンのヒーローである、デューク・エリントン、クインシー・ジョーンズ、ウェイン・ショーター、バティステ・ファミリーのクラリネット奏者アルヴィン・バティステらの肉声をコラージュした「ムーヴメント18’(ヒーローズ)」、しっとりとしたピアノ弾き語りのバラード「バタフライ」の3曲がノミネートされている。
また、「ワールド・ミュージック・レディオ」でもフィーチャーした、ラナ・デル・レイとの楽曲「キャンディ・ネックレス feat. ジョン・バティステ」は最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネートされている。
前作「ウィー・アー」では第64回グラミー賞にて11部門ノミネートされ、最優秀アルバム賞を含む5部門を受賞。5部門受賞は第64回グラミー賞にて最多受賞、11部門ノミネートはグラミー賞史上3位という快挙であった。
さらにネットフリックス(Netflix)にて自身のドキュメンタリー「ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー」の公開を11月29日に控えている。オフィシャル・トレイラーには今回ノミネートされた楽曲「バタフライ」も使用されている。
「ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー」はベストセラー作家である妻スレイカ・ジャワドがガンの治療に臨むなか、交響曲の作曲に取り組むジョン・バティステの素顔に迫るドキュメンタリーとなっている。
前作に引き続き、多部門でのノミネートとなったジョン・バティステ。さらなる活躍が楽しみである。