バッド・バニー Photo: Rob Latour/Shutterstockバッド・バニー Photo: Rob Latour/Shutterstock

バッド・バニーが、自分の声を真似たAI生成のTikTok曲がバズったことを受け、怒りを露わにしている。

現在バズっている「nostalgIA」という曲は、AIによって生成されたバッド・バニーのボーカルと、同じくAIで生成されたジャスティン・ビーバーとダディー・ヤンキーのバージョンをフィーチャーしている。バッド・バニーは、プライベートWhatsAppチャンネルに、この曲に対する不満を表明した。

スペイン語の投稿で「Tiktokで流行っているクソみたいな曲が好きなら、今すぐこのグループから出て行け。君らは僕の友達にふさわしくないし、だから僕は新しいアルバムを作ったんだ」「ツアーにも参加してほしくない」と彼は別のメッセージで語った。

バッド・バニーは、先月5枚目のソロ・スタジオLP『Nadie sabe lo que va a pastar mañana』をリリースしている。

今回の出来事のように、これらのテクノロジーはミュージシャンを悩ましている。

アイス・キューブを含むアーティストも、テクノロジーを使って他人のボーカルで音楽を作る人々を非難している。しかし、イーロン・マスクの元恋人グライムスを含む一部のミュージシャンは、このテクノロジーを受け入れ、アーティストのスタイルでAI生成曲を作る倫理的な方法を見つけようとしている。グライムスは4月、自分の声を使ったAI生成曲で成功した場合、ロイヤリティを折半しても構わないと述べていた。