韓国映画は観た事はありますか?韓国といえば、K-POPや韓流ドラマといった感じですが、韓国映画も素晴らしいものがたくさんあります。コメディ、ラブストーリー、歴史物、アクションなど多種多様です。今回は、韓国映画人気OP55をランキング形式でご紹介します。話題作もランクインしていますよ!

韓国映画歴代人気ランキングTOP50!(50位~41位位)

韓国映画人気第55位:うつせみ(2004年公開)

「魚と寝る女」「悪い男」などの、鬼才キム・キドク監督による不思議なラブファンタジー作品です。主人公テンソクを演じるのは、現在韓国で最も注目される若手俳優のジェヒ。孤独な人妻ソナを演じるのは、元ミスコリアのイ・スンヨンです。

テンソクは空き家に侵入しては、そこの住人が戻るまでそこで普通に暮らしています。ある日、豪邸に侵入したテンソクは、そこに住む美しい人妻と出会います・・・。

本作はほとんどセリフがありません。にもかかわらず、なぜか惹かれてしまうという不思議な映画です。

韓国映画人気第54位:オアシス(2002年年公開)

孤独な青年と脳性麻痺の女性との愛を描いた異色のラブストーリーです。監督は、「ペパーミント・キャンディー」のイ・チャンドン。第59回ベネチア国際映画祭で監督賞などを受賞しました。

前科三犯の刑務所帰りのジョンドゥは、被害者家族のアパートを訪れた際に、脳性麻痺を持つコンジュと出会います。2人は恋に落ち、純粋な愛を育んでいきますが、周囲はそんな2人に理解を示そうとはしません・・・。

ファンタジックな演出が特徴ですが、あくまでもリアルな本作は、いろいろなことを考えさせられる作品です。

韓国映画人気第53位:おばあちゃんの家(2002年公開)

美術館の隣の動物園」のイ・ジョンヒャン監督がメガホンを取るユーモア溢れる視点で描いたハートフルな作品です。

都会に住む7歳の少年サンウは、夏のある日、田舎のおばあちゃんのもとに預けられることになります。耳も聞こえず、読み書きもできないおばあちゃんにわがままを言ったり暴言を吐いて困らせるサンウ。それでもおばあちゃんはサンウの願いを叶えようと一生懸命です。やがてサンウもおばあちゃんに心を開き始めます・・・。

心がじんわりと温かくなる、そんな映画です。純粋な愛情はこのことかと気付かされます。

韓国映画人気第52位:ビューティー・インサイド(2015年公開)

日本の上野樹里をはじめ、今をときめく多くの韓国スターが出演する作品です。

朝起きると別人になってしまうという病気を抱えている青年ウジン。ある日、家具屋でイスという女性に一目惚れし、毎日別人になった姿で会いに行きます。やっと告白できる姿になったウジンは、イスに告白し、三日間夢のようの日を送ります。しかし、全く寝ていないウジンは電車の中で寝てしまい、起きるとまったくの別人になって・・・。

非現実的なストーリーですが、2人の恋の行方にドキドキさせられる作品です。

韓国映画人気第51位:神と共に 第一章:罪と罰/第二章:因と縁(2019年公開)

韓国の人気ウェブコミックを実写映画化し、「ミスターGO!」のキム・ヨンファ監督がメガホンを取った世界的ヒットを記録したファンタジーアクション映画です。

第1章では、死者となった消防士ジャホンが、死後の世界で3人の使者に導かれながら7つの地獄を巡るという内容になっています。第二章は、3人に使者の前世が解き明かされるという内容になっています。

最新のVFX技術を駆使した映像に圧倒されます。

韓国映画人気第50位:ハロー!?ゴースト(2010年公開)

「過速スキャンダル」のチャ・テヒョン主演のコメディ映画です。本作は新鋭キム・ヨンタク監督のデビュー作になります。

自殺することばかりを考えている主人公のサンマン。ドジなのでいつも失敗ばかりしています。そこに突然幽霊達が現れ、願いをかなえてほしいと迫ります・・・。

笑いと涙にあふれたストーリーラインが観る者の共感を呼びます。

韓国映画人気第49位:トガニ 幼き瞳の告発(2011年公開)

コン・ジヨンの小説「トガニ-幼き瞳の告発-」が原作の作品です。実話を元にしています。

ろうあ者福祉施設で、障害を持つ子供達に暴力や性的虐待を行い、それを隠蔽しようとした人々の本性を暴き出します。

公開後、児童への性的虐待等の法律が改正されるなど、社会に大きな影響を与えた作品です。

韓国映画人気第48位:シークレット・ミッション(2013年公開)

原作はネット漫画で話題になった人気コミックです。監督は、「ビー・デビル」の新鋭チャン・チョルスです。

北朝鮮のエリートスパイたちが韓国のある村に潜り込み、あるミッションを巡って騒動を巻き起こすという内容です。前半はコメディタッチですが、後半はシリアスな内容で、観る者の涙を誘います。

韓国映画人気第47位:拝啓、愛しています(2011年公開)

「王になった男」のチュ・チャンミンがメガホンを取った、韓国でベストセラーとなった同名漫画を原作とした作品です。

妻に先立たれた頑固な老人、駆け落ちまでしたのに最後は捨てられた老女、妻の認知症を抱える老夫婦という4人の老人たちの悪戦苦闘の日々を描き出します。涙無くしては観れない映画です。

韓国映画人気第46位:アジョシ(2010年公開)

2010年に韓国で公開され、大鐘賞で主演男優賞を受賞したほか、多くの賞にノミネートされた作品です。

心に闇を抱えて生きる質屋のテシクが主人公。隣に住む孤独な少女ソミと質屋に訪れるる客だけが唯一の話し相手です。そんなある日、ソミの母親が麻薬組織の殺されてしまいます・・・。

テシクの隠された過去、ソミとのふれあいに加え、テシクを演じるウォンビンの鍛え上げられた肉体で披露するアクションも見ものです。

韓国映画人気第45位:シュリ(1999年公開)

韓国の情報部員ジュンウォンと北朝鮮から送り込まれた特殊工作員との攻防にハラハラさせられます。また、そこに埋もれた切ない悲恋にも涙する作品です。

ラスト近くで繰り広げられるサッカー試合場での攻防は、手に汗握る素晴らしいアクションシーンです。日本でも大ヒットとなり、韓国映画人気の契機となりました。

韓国映画人気第44位:お嬢さん(2016年公開)

イギリスの作家サラ・ウォーターズの小説「荊の城」が原作の本作は、「オールド・ボーイ」のパク・ヌンチャクが監督を務め、官能的な世界を描き出しています。

日本統治下にあった韓国が舞台。ある詐欺師が裕福な一家の財産を狙い、少女スッキをメイドとして送り込みます。ところが令嬢の秀子とスッキの関係に変化が生じ、事態は思いがけない方向へと向かいます・・・。

詐欺師を演じるのは「チェイサー」のハ・ジョンウ、スッキには新人のキム・テリが抜擢されました。

韓国映画人気第43位:チェイサー(2008年公開)

監督は長編初監督の新鋭ナ・ホンジン。10か月に21人を殺害した疑いで逮捕された連続殺人鬼ユ・ヨンチョルの事件を元にしたクライムサスペンス映画です。

連続殺人鬼役のハ・ジョンウと、元刑事役のキム・ユンソクとの壮絶は戦い、狂気と闇がスリリングに描かれています。大鐘賞を受賞したほか、数々の賞を受賞しました。

韓国映画人気第42位:高地戦(2011年公開)

『JSA』の原作者パク・サンヨンが脚本を手がけ、『映画は映画だ』『義兄弟 SECRET REUNION』のチャン・フン監督がメガホンを取った戦争アクション映画です。

韓国と北朝鮮が戦闘を繰り広げているエロック高地が舞台。韓国諜報隊のカン・ウンピョ中尉は、人民軍のスパイを調査するためにワニ中隊に派遣されます。そこで昔から知るキム・スヒョク中尉と再会しますが・・・。

銃弾や砲弾が飛び交う戦闘シーンの迫力に圧倒されてしまいます。

韓国映画人気第41位:7番房の奇跡(2013年公開)

大鐘賞では主演男優賞を始め4部門を受賞した本作は、「王になった男」などのリュ・スンリョンが主人公を、本作でデビューした名子役カル・ソウォンが主人公の愛娘を演じています。

貧しいながらも楽しく生活していたヨングとイェスン父娘。しかし、ヨングが道に倒れている少女と一緒にいるところを見られ、逮捕されてしまいます。娘に会いたいという気持ちが募っていきます・・・。

泣ける映画ですが、コメディ要素も盛り込まれ、涙と笑いで溢れた作品となっています。

韓国映画歴代人気ランキングTOP50!(40位~31位)

韓国映画人気第40位:バーニング 劇場版(2018年公開)

村上春樹の短編小説「納屋を焼く」が原作となっているミステリードラマ映画です。主人公を演じるのは、「アンティーク〜西洋骨董洋菓子店」や「ベテラン」のユ・アインです。

小説家を目指しているジョンスは、旅行に出かける友人ヘミからペットの猫を預かります。ジョンスは帰国したヘミから謎の裕福な男ベンを紹介されますが・・・。

現代社会に生きる若者の無力さや怒りを表現した力作です。

韓国映画人気第39位:レッド・ファミリー(2013年公開)

『アリラン』『嘆きのピエタ』などの鬼才キム・ギドクが、脚本、編集、総指揮を務め、長編映画初監督となるイ・ジュヒョンが監督を務めた映画です。

韓国で幸せに暮らしているように見せかけているスパイが主人公。何かと騒がしい隣家を気にしながらも、やがて両家の間に暖かな交流が生まれてきます・・・。

コミカル要素を含みながらも、南北分断の現状も垣間見える作品となっています。

韓国映画人気第38位:オールド・ボーイ(2003年公開)

原作は日本の漫画「ルーズ戦記 オールドボーイ」です。本作は、第57回カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリ、第37回シッチェス・カタロニア国際映画祭でグランプリを受賞しました。

ごく平凡な生活を送っていたオ・デスは、或る日突然が誘拐され、15年もの間監禁されてしまいます。そして、突然解放されます。復讐を誓うデスでしたが、彼の前に謎の男が現れ・・・。

いかにも韓国映画らしいクオリティの高いストーリーラインです。韓国映画のパワーを見せつけられます。

韓国映画人気第37位:ハナ 奇跡の46日間(2012年公開)

1991年、日本で行われた世界卓球選手権大会で、韓国と北朝鮮がただ一度だけ結成された南北統一チーム「コリア」で出場した実話を元にした作品です。

韓国の卓球のスター選手ヒョン・ジョンファは、北朝鮮のリ・プニらとともに南北統一チームとして日本で開催される世界卓球選手権大会に出場することになります。国の違いから、衝突を繰り返す両国でしたが・・・。

価値観の違いから衝突をしながらも、勝利をつかもうとする選手たちの熱い友情と闘いを描いています。

韓国映画人気第36位:私の頭の中の消しゴム(2004年公開)

日本のドラマ「Pure Soul~君が僕を忘れても」の韓国版です。「四月の雪」のソン・イェジンと、「MUSA 武士」のチョン・ウソンによる不朽の愛の名作です。

互いに惹かれ合い結婚したスジンとチョルス。幸せな結婚生活を送っていましたが、ある日、スジンが若年性アルツハイマー病に犯されていることが判明します・・・。

若年性アルツハイマーという重いテーマながら、2人の希望を捨てない姿に涙してしまいます。

韓国映画人気第35位:サニー 永遠の仲間たち(2011年公開)

本作は、日本でも2018年に篠原涼子主演でリメイクされた作品です。

かつて仲良し不良グループだった「サニー」。大人になって再会し、青春の日々を取り戻していくという物語です。時が経てば気持ちも環境も変わります。しかし、青春時代の友情は変わらない、そんな純粋な気持ちを思い出させてくれる作品です。

若かりし頃の輝いていた自分を振り返りながら、これからも頑張っていこうと思わせてくれる作品です。

韓国映画人気第34位:アシュラ(2016年公開)

これまで多くの名作を生んできたキム・ソンス監督とチョン・ウソンの名タッグが生み出した韓国版フィルムノワール。

架空の都市「アンナム」を舞台に、悪の限りを尽くす市長パク・ソンべ、妻の病気の治療代を稼ぐため市長の悪事に手を貸す刑事ハン・ドギョン、市長検挙に燃える検事達。それぞれの思惑が激しくぶつかり合う人間模様が見どころです。

韓国映画人気第33位:哭声/コクソン(2016年公開)

「アシュラ」のクァク・ドウォンが主演、「チェイサー」「哀しき獣」などのナ・ホンジン監督とタッグを組んで送る異色サスペンス映画です。

とある村に謎の男が現れます。それを契機に村で凶悪な殺人事件が頻発し、村中がおぞましいほどの混沌に突き落とされていきます。

謎の男には日本の國村隼が抜擢されました。その演技は高く評価され、第37回青龍映画賞では助演と人気スター賞をW受賞しました。

韓国映画人気第32位:殺人の追憶(2003年公開)

韓国のある農村で起こった10人の女性が惨殺された華城連続殺人事件という未解決の事件を題材にした作品です。

ある村で若い女性の変死体が発見されます。刑事パクは事件の真相を探ろうとしますが、なかなかうまくいきません。やがて第二の殺人事件が起こります・・・。

主役は「シュリ」「JSA」で知られる名優ソン・ガンホ。キム・サンギョン演じる頭脳派のソ刑事という凸凹コンビが手がかりを頼りに事件の真相に迫っていきますが、結末は意外な展開で、衝撃の事実に思わず戦慄してしまうでしょう。

韓国映画人気第31位:息もできない(2008年公開)

俳優ヤン・イクチュンが、主演もし監督デビューも飾った作品です。

暴力的な借金取りの男サンフンと、男勝りで勝気な女子高生ヨニ。お互い境遇が似ているところから、互いに距離を縮めていきます。しかしヨニの弟がサンフンの弟分になったことから、運命の歯車が狂い始めます・・・。

低予算映画で、監督のヤン・イクチュンは、自宅を引き払った保証金を製作に当てたそうです。しかしながら、世界で多くの賞を受賞した名作になりました。