一部では、過去に元SMAPの香取慎吾や草なぎ剛がジャニーズを退所してからもレギュラー番組が一定期間存続し、3月の改編期に合わせて打ち切りとなった事例があったことから「岸も来年3月までの出演になるのでは」と危惧する声がある。しかし、例年の米作り企画は3月ごろからスタートとなるため、岸の出演が継続となるなら、その時期に番組から外すとは考えにくい。となると、来年も変わらずに米作り企画のレギュラーとして出演を続ける可能性は十分にありそうだ。
TOBE所属の岸が『鉄腕DASH』で旧ジャニーズのタレントと共演することになれば、岸が懸け橋となって両事務所の間の壁が崩れ、交流の輪が拡大していくかもしれない。ジャニーズ事務所で副社長を務めていた滝沢氏の退社や岸らの退所の背景には、ジャニーズ事務所の前社長で現在はSMILE-UP.取締役の藤島ジュリー景子氏との確執があったとも伝えられているが、ジュリー氏は新たに設立されるエージェント会社などの新体制には関与せず、芸能業務から身を引くことを明言している。それならば感情的な問題が薄まり、TOBEと旧ジャニーズが手を取り合う展開もあり得そうだ。
性加害問題をきっかけとしてテレビ局の「ジャニーズ忖度」が弱まり、一部メディアでは11月中旬に放送される日テレ系音楽特番で香取慎吾と旧ジャニーズのKis-My-Ft2、なにわ男子らが共演することが決定したと報じられるなど、退所者への扱いが大きく変わろうとしている。そもそも、退所者と現役ジャニーズの共演がNGという、今までの業界の“ルール”が異常だったともいえるだろう。岸の『鉄腕DASH』出演継続がタブーを打ち壊すきっかけとなるのか、今後に注目したい。