浴衣に足袋は履かない?履くのはマナーとして問題がある?
①浴衣に足袋を履くのは問題ない
浴衣に足袋を履く組み合わせは、全く問題ありません。一般的に浴衣を着る際は、足袋を履かないで、素足に下駄を履くと言う印象を持っている方が多いのではないでしょうか。
しかし、浴衣はカジュアルな服装と言う位置づけになるため、着物のように厳格にマナーが決まっているわけではありません。場合によって足袋を履いた方が良い時はありますが、それ以外は基本的に足袋を履いても履かなくても問題はありません。
②自分の体調に合わせて履くことができる
足袋は、浴衣を着る際に、自分の体調に合わせて履くことができる便利な小物です。靴擦れが気になるときや足元の冷えが気になるときなど、さっと足袋を履くだけで、足元を気にせずお出かけできるのでおすすめです。
素足に下駄が一般的な組み合わせではありますが、厳格に決まっているわけではありません。自分の体調に合わせて、足袋を履く・履かないを決めると良いでしょう。
足袋を履くときは草履と下駄どっちを履く?浴衣に合う足袋の選び方は?
①下駄でも草履でも問題ない
浴衣に足袋を履く際の履物は、下駄でも草履でもかまいません。浴衣は、履き物に関しても特にマナーが決まっているわけではないので、足袋だからと言って必ず草履を履かなければいけないことはありません。
足袋に下駄を履くか草履を履くかは、TPOに合わせて選ぶと良いでしょう。一般的に、下駄と草履では、草履の方がフォーマル寄りの着こなしとなります。少し改まった場にお出かけの場合は、足袋に草履を合わせると上品に見せることができます。
また、コンサートや講演会など、あまり音を立てたくない時にも草履が適しています。下駄を履いていくと、どうしても移動するたびに音が鳴ってしまうので、そういった場には適していないと言えます。TPOを意識して、足袋を使った浴衣のコーデを楽しみましょう。
②浴衣の色・柄や使うシーンに合わせて選ぶ
浴衣に合わせる足袋は、浴衣の色・柄や、浴衣を着るシーンに合わせて選ぶようにします。浴衣を着るのに決まりやマナーはありませんが、より素敵に浴衣を着るためには、足袋の種類にまで気を配ってみましょう。
また、普段足袋を履かない方の中には、滑って歩きづらいと言う方も多いのではないでしょうか?足袋が草履や下駄の上で滑ってしまう場合は、底に滑り止めの付いた足袋がありますので、そちらを利用すると良いでしょう。その他浴衣に合う足袋の選び方は、下記の通りです。足袋の選び方に迷ったら、参考にしてみてくださいね。
浴衣に合う足袋の選び方
- レース足袋…浴衣の色・柄は選びませんが、足元を涼しく上品に見せたい時に選びます。
- 白足袋…茶道など、格式ばった場に着ていく際に選ぶようにします。
- 色足袋…柄が目立つ浴衣でも、シンプルにワンポイント取り入れることができます。もちろん、シンプルな浴衣に合わせても素敵です。
- 柄足袋…柄物は、シンプルな浴衣を着るときに履きます。柄が目立つ浴衣に合わせてしまうと、せっかくの柄が目立ちません。
浴衣に足袋を履いた方が良い場合
①履物を脱いで上がるとき
人の家に上がる、もしくは料亭などで草履や下駄を脱ぐ予定がある際には、足袋を履くようにしましょう。浴衣に限らず、履き物を脱いで上がる際は、靴下を履いておくのがマナーです。
足袋を履かないで素足で上がってしまうと、足についた砂などで床や畳を汚してしまう可能性があり、訪問先の方に嫌がられてしまうこともあります。マナーだからと言うだけでなく、上がった先の方に配慮する意味でも、足袋は履いておくようにしましょう。
②浴衣に草履を合わせる場合
浴衣に草履を合わせたい場合も、素足で履くよりは、足袋を活用する方が良いでしょう。足袋を履かないで素足で草履を履くと、足の裏が汗で滑ったりムレたりするため、あまりおすすめできません。
また、履き心地の問題の他に、見た目の問題もあります。草履は下駄よりもフォーマル感が出るので、足袋を履かないで素足で履くと、全体を見た時に違和感があります。浴衣に草履を合わせる際は、足袋を活用するようにすると良いでしょう。