ロック様の蝋人形が全然違う…?ロック様の蝋人形が全然違う…?

“ザ・ロック(ロック様)”ことドウェイン・ジョンソンの、新しいろう人形が議論を呼んでいる。

パリにあるろう人形に特化した“グレヴァン美術館(グレヴァン蝋人形館)”で、ドウェイン・ジョンソンを模した新たな人形が公開されたが、その肌の色が本人よりはるかに明るくなっていることがソーシャルメディア上で大きな話題になってしまった。

肌の色が違いすぎる…?

肌の色が明るすぎる…?

X(旧ツイッター)ユーザーたちは、「ザ・ロックがホワイトウォッシュ(白人化のこと)された」「ザ・ロックを白人に変えるなんて冒涜的だ」と口々に批判の声を上げている。

ジョンソンはノバスコシア出身の黒人の父と、サモア人の母の間に生まれた、カリフォルニア生まれの俳優・プロレスラー。彼は明らかに“白人”ではないのだが、話題の人形の肌の色が(故意か過失かはともかく)人々を混乱させるくらい明るいことは間違いないだろう。

「ザ・ロックが白人だったとは知らなかったよ」などと皮肉なコメントも。

「まるで、ドウェイン・ジョンソンのろう人形を彫っていたアーティストが体調不良で離脱して、後任への引き継ぎの時に『ヴィン・ディーゼルの像になる予定だ』と悪ふざけで伝えたみたいな出来」と、『ワイルド・スピード』シリーズでの共演者になぞらえてネタにされてしまう投稿もあるなど、散々な言われよう。

すでに「再制作してほしい」との声も出ている。

グレヴァン美術館は100年以上もろう人形を展示してきたヨーロッパ全体で最も古い美術館の1つで、過去にはマイケル・ジャクソン、ジョー・バイデン大統領、チャールズ3世王などの作品を制作してきた。

上記の作品は成功したが、過去にはクリスティアーノ・ロナウドの像が酷評され、再制作されたこともある。

これを受け、ドウェイン・ジョンソンはインスタグラムを更新。ソーシャルメディアでの騒動は楽しんでいる様子の彼だが、「俺のチームにはパリのグレヴァン美術館にいる友人たちに連絡を取ってもらって、ろう人形の重要なディテールについて“アップデート”してもらうよう頼む予定だよ。まずは俺の肌の色からだね(笑)」と、やはり本人も肌の色が気になっているようだ。

@therock / Instagram

@therock / Instagram

ロナウドに続き、ジョンソンの像も再制作という運命をたどるかもしれない。