ライアン・レイノルズがハロウィーンの規定に皮肉な応戦ライアン・レイノルズがハロウィーンの規定に皮肉な応戦

SAG-AFTRA(映画俳優組合-米国テレビ・ラジオ芸能人組合)がハロウィーンの衣装に関するガイドラインを発表し、関係者が批判や皮肉を返している。

同組合はTheWrapに提供した金曜日の声明で「SAG-AFTRAは、コンテンツ制作者や組合員たちからの質問に対応し、ハロウィーンシーズンのためのガイドラインを発行しました。これは彼らがストライキ中の作品を宣伝しないよう助けるためのものであり、これは私たちが発表した一連のガイドラインの最新情報です」と述べた。

続けて声明は「これは子どもたちには適用されませんが、我々は重要な理由でストライキを行なっており、それがほぼ100日間続いています。我々の最優先事項は、スタジオを交渉のテーブルに引き戻し、メンバーに公平な取引を提供し、それから業界を再開させることです」と、子どもは例外としつつも、組合員たちにはストライキの目的と重要さを忘れないよう釘が刺された。

ガイドラインは木曜日の夜に同組合のウェブサイトに掲載され、組合員に次のことをアドバイスした。

「ストライキ中のコンテンツに触発された衣装の写真をソーシャルメディアに投稿しないこと」
「一般的なキャラクターや造形(おばけ、ゾンビ、クモなど)に触発された衣装を選ぶこと」
「アニメシリーズなど、ストライキと関連のないコンテンツのキャラクターに扮すること」

しかしハロウィンは子供たちに人気の祝日であるため、このガイドラインに対しては不満から皮肉までさまざまな反応が上がっている。

元組合委員長のメリッサ・ギルバートはInstagramで「これがあなたたちの思いつくべきこと?明らかに、誰ひとりとして、誰がハロウィンに何を着ているかなんて気にしてないでしょ」と、ガイドラインを出した組合を馬鹿馬鹿しいと批判し、現委員長であるフラン・ドレッシャーをタグ付けした。

痛烈に批判した元委員長ギルバートの投稿(@melissagilbertofficial / Instagram)

痛烈に批判した元委員長ギルバートの投稿(@melissagilbertofficial / Instagram)

ギルバートはこのガイドラインのせいで「組合がバカみたいに見えるじゃない」と批判し、組合に「交渉に戻りなさい」「ストライキ中にこんなマヌケなことを気にしている場合じゃない」と発破をかけた。

皮肉な反応を示したのは俳優のライアン・レイノルズだ。

レイノルズもこのガイドラインに呆れてしまったのか、X(旧ツイッター)で「8歳の娘に『スト破りめ!』と一晩中叫ぶのを楽しみにしているよ。彼女は組合員じゃないけど、しっかり学ぶ必要があるからね」と、子どもたちが楽しみにしているイベントにまで規制がかかったことにはうんざりの様子で皮肉なコメントを返していた。